青林書院



座談会 不正競争防止法をめぐる実務的課題と理論


座談会 不正競争防止法をめぐる実務的課題と理論
 
編・著者牧野利秋 監修/飯村敏明 編集
判 型A5
ページ数384
税込価格3,564円(本体価格:3,300円)
発行年月2005年01月
ISBN978-4-417-01373-0 (4-417-01373-X)
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■解説
今日,不正競争防止法に関する訴訟が知的財産権訴訟全体の4分の1を占めるまでに至り,裁判実務上もダイナミックな動きをみせています。この様な中,知的財産権分野の最前線で活躍する弁護士・裁判官・研究者,総勢43名が一堂に会し,不正競争防止法に関して率直に意見を交わし,その成果を1冊にまとめたものが本書です。「法曹界で今何が話題になっているのか?」が読めばわかります。また,随所に参加者の忌憚の無い意見が盛られていますのでその点でもきっと興味深く読み進めていくことができることでしょう。

■書籍内容
主要目次

I はじめに

II 不正競争防止法2条1項1号(周知表示)関係
1商品等表示性について
  1商品等表示と技術的機能に由来する形態について
 東京地裁昭和41年11月22日判決=押し入れタンス事件
    東京高裁昭和58年11月15日判決=伝票会計用伝票事件
    東京高裁平成6年9月21日判決=折りたたみコンテナ事件
    東京高裁平成13年12月19日判決=ルービックキューブ事件
2特徴的な営業方法は保護の対象になるか
東京地裁平成14年1月24日判決=図書券事件
大阪地裁平成3年9月30日判決=CDレンタル事件
3規格、整理番号、品番等の表示は、不正競争防止法で保護されるか
    大阪地裁昭和56年3月27日判決=浮子商品番号事件
大阪地裁平成8年1月25日判決=フレキシブルチューブ事件
2その他関連する問題
1東京高裁平成13年12月26日判決=ジーンズの「弓形ステッチ」「品番」事件
2不正競争防止法2条1項2号の「著名表示」の保護との関係

III 不正競争防止法2条1項3号(形態模倣)関係
1商品の形態について
1不正競争防止法2条1項3号(形態模倣)の立法趣旨
2裁判例の流れの紹介
    大阪地裁平成10年9月10日判決=タオルセット不正競争事件
   東京地裁平成13年9月6日判決=寿司百花事件
   大阪地裁平成8年3月29日決定=ホーキンスサンダル事件
3商品の具体的な形態を超えた抽象的な特徴を保護の対象にし得るか
 東京高裁平成13年9月26日判決=小型ショルダーバッグ形態模倣事件
4通常有する形態の意義(規格部品や純正部品に関連して)
 東京高裁平成14年1月31日判決、東京地裁平成11年2月25日判決
    =エアソフトガン事件
  2形態模倣を理由とする差止請求権の主体について
  東京地裁平成12年7月12日判決=猫の手のシミュレーションゲーム事件
 3最初に市場に置いた者以外の者の請求権の有無について
  東京地裁平成11年1月28日判決=キャディバッグ形態模倣事件
 東京地裁平成13年8月31日判決=バーキン形態模倣事件
 請求権者は誰かについて

IV 営業秘密に関連する問題点
  1営業秘密の要件――秘密管理性
  東京地裁平成12年11月13日判決=墓石販売業顧客名簿不正持出事件
 2営業秘密の要件――取得行為その他
  東京地裁平成14年2月5日判決=原価セール営業秘密
 3営業秘密の要保護性と差止請求権の帰趨
  東京地裁平成15年11月13判決=顧客名簿事件
 4営業秘密と競業避止義務
 東京地裁平成7年2月27日判決
    =フランチャイズ関係侵害等損害賠償請求事件
  5営業秘密の保護に関する企業の対応
 6営業秘密事件の審理の現状と非公開審理

V 品質誤認表示に関連する問題点
  1品質誤認表示に関する裁判例の紹介
  大阪地裁平成7年2月28日判決=排煙ダクト事件
  大阪地裁平成8年9月26日判決=ヘアピン事件
 2判決に関連したコメント
 3差止請求権の根拠としての営業上の利益の侵害

VI 損 害 論
  1不正競争防止法5条2項(被告利益からの推定)に関する裁判例の紹介
  大阪地裁平成9年1月30日判決=粉末ミルクティー缶容器不正競争事件
  東京地裁平成9年2月21日判決=シャベルカー玩具事件
 2平成15年改正法について

VII 今後の展望
  1不正競争防止法の現状と将来
  2おわりに

資 料 編
  大阪地裁昭和56年3月27日判決=浮子商品番号事件
 東京地裁平成12年7月12日判決=猫の手のシミュレーションゲーム事件
 東京地裁平成12年11月13日判決=墓石販売業顧客名簿不正持出事件
 東京地裁平成15年11月13判決=顧客名簿事件

  不正競争防止法

判 例 索 引

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【監 修】
  牧野 利秋(弁護士)

【編 集】
飯村 敏明(東京地方裁判所判事)

【参加者(順不同、所属・肩書は座談会当時)】
  大野 聖二(弁護士 大野総合法律事務所)
  尾崎 英男(弁護士 大場・尾崎・嶋末法律事務所)
  片山 英二(弁護士 阿部・井窪・片山法律事務所)
  寒河江孝允(弁護士 寒河江・矢野法律事務所)
  嶋末 和秀(弁護士 大場・尾崎・嶋末法律事務所)
  島田 康男(弁護士 島田法律特許事務所)
  末吉  亙(弁護士 森・濱田松本法律事務所)
  芹田 幸子(弁護士)
  滝井 朋子(弁護士)
  田中 成志(弁護士 青木・関根・田中法律事務所)
  中島 和雄(弁護士 中島法律事務所)
  中田 朋子(弁護士 北星法律事務所)
  牧野 利秋(弁護士 ユアサハラ法律特許事務所)
  松尾 和子(弁護士 中村合同特許法律事務所)
  松村 信夫(弁護士 松村信夫法律事務所)
  松本 直樹(弁護士 松本法律事務所)
  美勢 克彦(弁護士 松本・美勢・秋山法律特許事務所)
  光石 俊郎(弁護士 光石法律特許事務所)
  宮川美津子(弁護士 TMI総合法律事務所)
  三山 峻司(弁護士 三山峻司法律事務所)
  毛利 峰子(弁護士 ユアサハラ法律特許事務所)
  安江 邦治(弁護士 安江法律事務所)
  吉田 和彦(弁護士 中村合同特許法律事務所)
  吉原 省三(弁護士 吉原特許法律事務所)
  青木 孝之(東京地方裁判所判事補)
  飯村 敏明(東京地方裁判所判事)
  今井 弘晃(東京地方裁判所判事補)
  上田 洋幸(東京地方裁判所判事補)
  榎戸 道也(東京地方裁判所判事)
  大須賀寛之(東京地方裁判所判事補)
  神谷 厚毅(東京地方裁判所判事補)
  佐野  信(東京地方裁判所判事補)
  東海林 保(東京地方裁判所判事)
  瀬戸さやか(東京地方裁判所判事補)
  睇眞規子(東京地方裁判所判事)
  永井 紀昭(東京地方裁判所長判事)
  松岡 千帆(東京地方裁判所判事補)
  三村 量一(東京地方裁判所判事)
  宮崎 拓也(東京地方裁判所判事補)
  吉川  泉(東京地方裁判所判事補)
  君嶋 祐子(慶應義塾大学法学部助教授)
  高林  龍(早稲田大学大学院法務研究科教授)
  土肥 一史(一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授)

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