青林書院



日本法制史


日本法制史
 
編・著者浅古 弘・伊藤孝夫・植田信廣・神保文夫 編
判 型A5
ページ数484
税込価格4,104円(本体価格:3,800円)
発行年月2010年08月
ISBN978-4-417-01517-8
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■解説
最新の研究成果を取り入れた新装の『日本法制史』刊行!!

■古代から平成の大改革までを通覧した日本法制史の定番!!
■ビジュアルに図版類も多数掲載,読者の理解を助けます!!


本書の主な項目
第1部 前近代法
 第1編 律令法
  律令以前―原日本法/律令法の継受/公家朝廷法/荘園制度
 第2編 鎌倉・室町期の法
  統治の組織/社会身分/中世法の基本的性格/親族と相続/裁判制度/刑事法/取引法
 第3編 戦国法
  在地社会の法/戦国大名の法
 第4編 幕藩法
  幕藩の統治組織/法源/社会身分と雇用/土地制度/親族法・相続法/刑法/裁判制度/取引法
第2部 近代法
 第1編 近代法の形成(〜1900年)
  国家機構/司法制度/刑事法/民事法/経済・社会法
 第2編 近代法の再編(1900〜1950年)
  国家機構/司法制度/刑事法/民事法/経済・社会法
 第3編 現代法の展開(1950年〜)
  国家機構/司法制度/刑事法/民事法/経済・社会法

事項索引
参考文献


編者・執筆者一覧

■編者
 浅古 弘(早稲田大学教授)
 伊藤孝夫(京都大学教授)
 植田信廣(九州大学教授)
 神保文夫(名古屋大学教授)

ISBN978-4-417-01517-8

■書籍内容
はしがき

 昭和50(1975)年,「青林双書」シリーズの1冊として刊行された,大竹秀男・牧英正編
『日本法制史』は,コンパクトでかつ高水準の概説書として好評を博し,長らく標準的教科
書として用いられた。その後,平成5(1993)年,その間の研究の進展を反映させ,全面的
に内容を更新して編集された,牧英正・藤原明久編『日本法制史』が「青林法学双書」
シリーズの1冊として刊行され,再び好評を博して標準的教科書としての地位を受け継いだ。
本書は,この昭和50年版・平成5年版から,その灯火を正しく受け継いで,次世代に伝える
使命を果たすに足るべきものたることを目指して企画された書物である。

 この間に発表された新しい研究成果を取り入れることは勿論,「第2部 近代法」では,
近年の基本法改訂の動きを視野に入れて,できるだけ現在に近い時期までの歴史を叙述す
ることに努めたが,紙幅の関係もあり,その記述には格別の苦心を払った。
 本書は,2つの先行版同様,多数執筆者の共同作業の産物である。ちなみに,昭和50年
版・平成5年版の執筆分担者は,それぞれ以下の通りであった。
〔昭和50年版〕牧英正・利光三津夫・井ケ田良治・大竹秀男・藤原明久・鎌田浩・山中永之佑・
熊谷開作・石川一三夫
〔平成5年版〕中澤巷一・林紀昭・梅田康夫・植田信廣・砂川和義・牧英正・安竹貴彦・
鎌田浩・神保文夫・藤原明久・吉井蒼生夫・利谷信義・浅古弘・伊藤孝夫

 本書は,平成5年版執筆者であった本書の編者4名を中心に新版刊行の協議を持ち,
執筆の方針を立てて,新たな執筆分担者への依頼を行い,編者の責任において全体の調整を
行うかたちで編集作業を進めた。ただし先行版と同様,本書でもそれぞれの執筆者の個性を
尊重することを優先し,執筆者相互の間に存するなにほどかの歴史理解の相違については,
むしろ読者に研究の奥深さを感知してもらい,受動的にではなく,能動的に自身で考えて
みようという関心を抱く契機としてもらえることを期待している。また本書は一方では,
すでに平成5年版が昭和50年版に対してとっていた姿勢と同様に,先行版における構成や
対象とする項目の選択,叙述スタイル等を尊重する姿勢を維持している。先行版を手元に
置いて見比べることのできる読者は,章によっては,2つの先行版の叙述構成をあたかも
忠実になぞっているかのように見える箇所もあることに気づくはずであるが,さらに仔細
に対比してみると,それらの箇所での具体的な叙述において先行版とは異なる解釈・説明
が登場していることを了解するはずである。先行研究を尊重しながら,慎重に吟味を重ね
て内容が更新されていく学問研究のあり方そのものが,本書には反映されている。

 前述のように本書は,執筆者13名の共同作業の産物であり,とりわけ電子メール等による
連絡によって随時,緊密な意思疎通も行いつつ編集作業が行われた。この点では,編者4名
の役割は限定的である。著者名としては,13名の執筆者の名を放射状に円形に配すること
(前近代の日本の史料上に現れるこのような署名形式を「からかさ連判」という)も一案
かと考慮したが,現代の一般的な慣行ではないので断念し,さしあたり4名が編者として
名を載せることとした。

平成22年7月  編者一同 

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