青林書院



民事再生実践マニュアル


民事再生実践マニュアル
 
編・著者木内道祥 [監修]/軸丸欣哉・野村剛司・木村真也・山形康郎・中西敏彰 [編著]
判 型A5
ページ数440
税込価格4,536円(本体価格:4,200円)
発行年月2010年09月
ISBN978-4-417-01522-2
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■解説
民事再生実務の羅針盤!!

■民事再生申立代理人のための本格的な「実務マニュアル」書!
■民事再生実務のノウハウを4つのステージに分けて徹底解説。
 テーマ解説45点、書式・資料56点など利用者本位の充実内容!
■次代をリードする「民事再生申立実務のスタンダード」刊行!



ISBN978-4-417-01522-2

■書籍内容
■監修者
 木内 道祥(弁護士)

■編集者兼執筆者
 軸丸 欣哉(弁護士)
 野村 剛司(弁護士)
 木村 真也(弁護士)
 山形 康郎(弁護士)
 中西 敏彰(弁護士)

■執筆者
 加藤 清和(弁護士)
 原田 裕彦(大阪市立大学大学院法学研究科教授・弁護士)
 密  克行(弁護士)
 野上 昌樹(弁護士)
 中森  亘(弁護士)
 小谷 隆幸(弁護士)
 廣政 純一郎(弁護士)
 豊浦 伸隆(弁護士)
 柴野 高之(弁護士)
 稲田 正毅(弁護士)
 清水 良寛(弁護士)


第1編 ストーリーによる民事再生手続の流れ
 第1章 収益弁済型の事案
 第2章 事業譲渡型の事案
 第3章 再生手続廃止・牽連破産の事案
第2編 申立代理人のための民事再生手続の実務
 第1章 収益弁済型の民事再生手続
 第2章 事業譲渡型(スポンサー型)の民事再生手続
 第3章 再生手続廃止・牽連破産の場合
第3編 テーマ解説(1〜45)
第4編 書式・資料集(資料1〜56)

事項索引


推薦の辞


 民事再生法が施行されて10年が経過した。その間に実務運用は安定をみせ,
一定の「マニュアル」化の時代を迎えつつある。また,和議時代に比べて
事件数は圧倒的に増加し,経済的社会的にみても重要な事件で再生手続の活用が
図られている。必然的に再生事件に関わる関係者も多くなっている。弁護士だけ
に限っても,申立代理人の層は多様化し,また債権者等の代理人として関係する
者も多い。他方で,近時の若手弁護士の顕著な増加がある。

 以上のような与件の中で実務の理解の重要性は増しており,実務を正確に,
かつ分かりやすく理解できる書物のニーズは大きい。しかし,実務は,その
性質上「生き物」であり,なかなか見えにくい部分もある。正確であり,
しかし分かりやすい(この両者を両立させることはしばしば困難であるが)
実務の手引書が不可欠とされる所以である。本書はまさにそのようなニーズに
最も的確に応えるものと評価できる。

 まず何よりも信頼できる執筆陣が集まった点である。編者を含めて執筆者
はいずれも倒産実務に精通し,今最も脂の乗り切っている関西を代表する
中堅若手の倒産処理弁護士である。そして,監修として大御所ともいえる
木内道祥弁護士を迎え,正確な実務の現状を紹介するには最適の布陣となっ
ている。

 次いで内容の分かりやすさである。まずストーリーによって再生手続全体の
流れを概観し,初心者にも民事再生の意義が理解できるようにしている。
次いで申立代理人の観点から,再生手法ごとに,収益弁済型と事業譲渡(スポ
ンサー)型に分けて,注意すべき点を網羅している(監督委員の視点も加えて,
観点を立体化している)。さらにテーマ解説として具体的なトピックごとに
解説を加える。これにより,全体を通読すれば再生手続の実務の現状が分かり
やすく浮かび上がる仕掛けとなっている。問題となるトピックごとの拾い読み
として活用しても有益である。また巻末に書式・資料集も掲載されている。
この中には,従来あまり公刊物として見かけないような従業員用対応Q&Aや
債権者対応マニュアル,スポンサー募集概要なども含まれていて有用である。

 以上のように,本書はまさに実務で待ち望まれていた待望の一書といえる。
既に破産手続に関して『破産管財実践マニュアル』が発刊されて,洛陽の紙
価を高からしめていると仄聞するが,本書はさらに江湖の期待に応えるもの
といえよう。本書が普及して再生手続がさらに適切に活用されることを期待し,
衷心より本書を推薦するものである。

平成22年8月

一橋大学教授 山本和彦

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