青林書院



商標制度の新しい潮流 ―小売等役務商標制度,地域団体商標制度,立体商標,非伝統的商標―


商標制度の新しい潮流 ―小売等役務商標制度,地域団体商標制度,立体商標,非伝統的商標―
 
編・著者小野昌延・竹内耕三 [編]
判 型A5
ページ数242
税込価格3,240円(本体価格:3,000円)
発行年月2011年02月
ISBN978-4-417-01529-1
在庫有り
  
在庫があります

■解説
商標制度の新しい潮流
―小売等役務商標制度,地域団体商標制度,立体商標,非伝統的商標―

ISBN978-4-417-01529-1

平成19年に発効した「小売等役務商標制度」について,制度趣旨からその内容,
出願・審査の実務に至るまで〈概説〉〈Q&A〉〈座談会〉等で多角的に検討・解説する。
加えて,旧来の商標制度の範疇を超える新しい商標のうち,特に注目される
「地域団体商標制度」「立体商標」「非伝統的商標」についても光を当て本書にまとめた。
商標制度の今とこれからを見通す上での必読の1冊!!


主な内容

第1編 小売等役務商標制度
 第1章 小売等役務商標制度概説
 第2章 小売等役務商標制度のQ&A
 第3章 小売等役務商標制度に関する座談会
 第4章 海外における小売等役務商標制度事情アンケートQ&A

第2編 地域団体商標制度
 第1章 地域団体商標制度の概説
 第2章 地域団体商標制度のO&A

第3編 立体商標の保護

第4編 海外における非伝統的商標の保護


■編 者
小野 昌延 弁護士・法学博士
竹内 耕三 弁理士・大阪大学大学院高等司法研究科非常勤講師


■執筆者(五十音順)
安藤 順一 弁理士
小野 昌延 上掲
川瀬 幹夫 弁理士・京都精華大学非常勤講師
鈴木 將文 名古屋大学大学院法学研究科教授
芹田 幸子 弁護士
竹内 耕三 上掲
寺田 花子 弁理士
樋口 豊治 弁理士
肥田 正法 弁理士
福井 陽一 弁理士・京都工芸繊維大学非常勤講師
前田  周 弁理士
松村 信夫 弁護士・弁理士・大阪市立大学大学院法学研究科法曹養成専攻特任教授
三山 峻司 弁護士・弁理士・京都産業大学大学院法務研究科教授
吉 村 多江子 弁理士


■書籍内容
序 文

「ブランド」という言葉は,元来古代ノルド語から出た言葉である。しかし,
「ブランディング」・「ブランド・イメージ」という言葉には,「商標」という
言葉を超えた意味がある。
それは,特許などが効果として直接的であるのに比べて,効果として間接的である
ので,ときには等閑視される。しかし,現在「企業ブランド」は企業の動向を決定
することを,進んだ企業は知っている。商標法は,不正競争防止法などと共に,
この企業ブランドを保護する中核となる重要な法律である。
商標法も,情報の時代といわれる今日,時代の変化とともに,複雑な問題を生み出し
ている。ここで取り上げた商標制度の新しい潮流は全て現代のブランド形成にかかる
問題である。
これらの問題について,今般,商標研究会を立ち上げ「小売等役務商標制度」の研究
を始めた。先ず「分かり易く,実務的にしよう」と「Q&A形式」をとり,ついで
「シンポジュウム」開くのが実務的であるという計画をたてた。ところが研究の回が
すすむにつれて,やればやるほど難しい問題を含むことが分かってきた。計画の当初
すぐ「地域的団体商標制度」の研究に入り,同時並行的に討議していった。また,
アド・ホックに「立体商標」や,「非伝統的商標」の問題も研究会でとりあげた。
本研究会の地域団体商標の最終研究段階で,前工業所有権法学会理事長・大阪大学
名誉教授・江口純一先生の御参加を求め,協力願える束を得ながら,時間的な関係で,
残念ながら将来の問題にのばした。法改正後に改定の機会があれば,ぜひ御参加願い,
基本問題について御教示いただきたい。
現研究会員である執筆者各位には,忙しいなかを,研究会に出席願い,協力願った。
そして,研究会の設営その他には日本商標協会関西支部・松村信夫弁護士・アイエル
ティに協力願った。また,研究会で必要になった場合には,関係会社の法務部・知的
財産部等の実務担当者の御参加を得た。しかし,具体的社名については,性格上,
一切表していない。また臨時参加者である法務部・知財部員の要望でもあった。
この場をかりて感謝申し上げる。

2010年12月
編著者  小 野 昌 延




第1編 小売等役務商標制度
第1章 小売等役務商標制度概説
1 小売等役務商標制度導入の趣旨
 (1)小売サービスの商標保護のニーズ
 (2)国際的動向
 (3)ニース協定の改正
2 小売サービスの定義
3 小売サービスの具体的内容
4 特定小売と総合小売
5 小売サービスについての商標の使用
6  商品商標と小売サービス商標との関係
 (1)商標の表示態様及び商品との関連性
 (2)商品商標と小売サービス商標の使用
7  小売等役務に係る商標の出願と審査
 (1) 商標登録出願の手続(商標法5条)
 (2) 商標法第3条第1項柱書の登録要件の審査
 (3) 識別力に係る登録要件の審査(商標法3条1項各号)
 (4) 先願登録商標との審査(商標法第条1項11号)
 (5) 小売等役務の補正について
8  小売等役務の商標権
9  経過措置
第2章 小売等役務商標制度のQ&A
 第1節 小売等役務商標の保護の趣旨
 第2節 小売等役務の定義・内容 
 第3節 商品商標と小売等役務商標との関係
 第4節 小売等役務についての商標の使用
 第5節 小売等役務商標の出願 
 第6節 小売等役務商標の審査 
 第7節 小売等役務商標の商標権 
 第8節 小売等役務商標制度の導入に際しての経過措置 
第3章 小売等役務商標制度に関する座談会
1 導入の経緯
2 商品と役務間のクロスサーチ
3 小売役務のとらえ方
4 小売商標と商品商標の切り分け
5 商品商標・小売商標の使用の切り分け
6 商品の包装,紙袋,レジ袋と小売等役務商標の使用
7 商品商標と小売の商標の重畳的保護
8 商品にレジで張られるシールと小売等役務商標の使用
9 生菓子と小売等役務商標の使用
10 値札,タグと小売等役務商標の使用
11 特定の商品と直接関係づけられない小売等役務についての使用
12 百貨店内の専門店と小売等役務商標
13 モール街・デパートの地下の店の商標と小売等役務商標の使用
14 着物の反物と小売等役務
15 小売等役務商標と具体例考察の手法
16 小売等役務商標の出願と審査
17 小売等役務と補正
18 3条1項柱書と小売等役務商標の使用
19 クロスサーチの将来
20 商品と小売役務との類似範囲
21 経過措置
第4章 海外における小売等役務商標制度事情アンケートQ&A
1 回答国及び回答者
2 質問
3 各国からの回答
4 小売アンケート結果の総評
第2編 地域団体商標制度
 第1章 地域団体商標制度の概説
1 地域団体商標とは
2 地域団体商標制度導入の趣旨
3 登録要件
 (1)主体的要件
 (2)客体的要件 
 (3)手続的要件
4 商標権
5 商標権の効力の制限
6 商標権の移転・使用権の設定
7 異議申立て・無効審判・取消審判
第2章 地域団体商標制度のO&A
第3編 立体商標の保護
はじめに
 I 概論
1 商標の定義
2 立体商標の種類
3 立体商標に関する特許庁の取扱い
4 立体商標に関する基本的な考え方
 供‐ι庫。馨鬘厩爍街罎竜定の適用
1 商標法3条1項3号の規定
2 指定商品の形状と認識される立体商標
3 特徴的な変更・装飾が施された立体標章
 掘(震名ι孤嬶体商標の取扱い
1 取扱いの原則
2 平面商標の表示部位
 検‐ι庫。馨鬘厩爍宜罎竜定の適用
1 商標法3条1項5号の規定
2 極めて簡単で、かつ、ありふれた立体的形状
 后‐ι庫。馨鬘温爐竜定の適用
1 商標法3条2項の規定
2 商標法3条2項に係る立体商標の取扱いの原則
3 立体商標の取扱いの実際
おわりに
第4編 海外における非伝統的商標の保護
1 はじめに
2 非伝統的商標(新しいタイプの商標)とは
3 全体的概観
4 主要国・地域の状況
 (1)EU
 (2)米国
 (3)豪州
 (4)韓国
 (5)台湾
5 おわりに

Copyright © SEIRIN SHOIN All Rights Reserved.