青林書院



病院・診療所経営の法律相談 第2刷


新・青林法律相談


病院・診療所経営の法律相談 第2刷
 
◆病院・診療所経営者必携の一冊
編・著者田辺総合法律事務所 編
判 型A5判
ページ数578頁
税込価格5,076円(本体価格:4,700円)
発行年月2013年09月
ISBN978-4-417-01605-2
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■解説
◆病院・診療所の事業経営や診療行為の現場で直面する様々な法的問題に,
 的確な答えと対策を提供する病院・診療所経営者必携の一冊!!
◆医療制度の仕組みから病院・診療所の運営,診療行為,倫理問題に至るまで,
 実務直結のQ&A全88題で解説!!

◆推薦の辞
 社会全体の意識として「法令遵守(コンプライアンス)」が強く認識されている今日、患者・国民の生命、健康を守るべき医療提供者には、より高度な遵法精神と高い倫理性が求められることは言うまでもありません。医療現場では、日常的にさまざまな法的、倫理的問題に遭遇しますが、その場合に重要なことは、まず当事者又は担当者となった医療従事者が客観的かつ公正な視点で問題を整理、理解し、これにある程度の解決の筋道を立てられること、そして、問題の性質や重要性に応じて、弁護士等の専門家の助言を適切に受けることであります。
 本書はこうした課題に直面した医療従事者が、実務的観点から参照すべき情報や考え方が正確かつ体系的にまとめられており、自ら問題解決に向けた取り組みを進める際の、また、適切な専門家の助言を受けるために問題点の整理などをする際の道しるべとなる、まさに信頼に富む一冊と言えます。本書を医療の最前線で活躍される多くの医療関係者に、常に座右に据えて、日常に生起するさまざまな法的、倫理的問題に対処する際の参考書として活用していただくことをお薦めいたします。
                                日本医師会 会長
                                   横倉義武
                          

◆上梓に当たって
 今回、私どもがとりまとめて一問一答式に記述した『病院・診療所の法律相談』が医療従事者のみならず、多くの関係者に参考となる基本的な法知識を提供することによって、医療を提供する側と受ける側に有益な情報源となることを期待するものです。その結果、医療関係の法制度が一層充実改善され、立法府や行政府のご努力を促す結果として、将来より良いガイドラインが、例えば「医療基本法」の立案制定などによって出来てくることになれば喜ばしいことだと思います。さらに革新的な治療方法や臨床研究についても有益な法的枠組みが出来ることが望まれます。
 関係者の一層のご理解とご協力を願うものです。
                                元厚生大臣
                                元衆議院議員
                                弁  護  士
                                津 島 雄 二

◆はしがき

 本書では,さまざまな分野を扱う当事務所所属弁護士の協力の下,病院・診療所経営全体を俯瞰し,病院・診療所において生起する法的問題を可能な限り網羅することを目指しました。具体的には,第1部において医療制度全般に関する問題点を,第2部において病院・診療所の運営に関する問題点を,第3部において診療に関する問題点を,それぞれQ&A方式で解説しています。
 本書で病院・診療所に生起する法的問題が完全に網羅できているわけではありませんが,最低限必要な知識は提供できており,病院・診療所の経営者の方々のお役に十分立てる内容となっているものと自負しております。また,病院・診療所から医療サービスを受ける患者の方々にとっても,医師と患者の関係を整理する意味で参考にしていただけるものと期待しております。
                              田辺総合法律事務所
                              代表パートナー弁護士
                              田辺 克彦


■書籍内容
■編集者
田辺総合法律事務所 編

編集代表 三谷和歌子
編集委員
市川佐知子
大野 渉
辻 拓一郎
吉峯 耕平
清水 扶美
松田 秀明


◆執筆者
奥宮 京子/加野 理代
中西 和幸/市川佐知子
山宮 道代/星  千絵
菱山 泰男/松林 智紀
三谷和歌子/植松 祐二
貝塚 光啓/内藤亜雅沙
友常 理子/薄井 琢磨
橋本 裕幸/上中 綾子
辻 拓一郎/遠藤 英明
吉峯 耕平/松田 秀明
伊藤 英之/倉持孝一郎
中村有友子/鈴木  翼
松原 香織/大寺 正史
福岡 祐樹/川上 善行
鈴木奈裕子/丹屐≧動
森  謙太/安藤 文子
(編集者・執筆者はすべて弁護士)


◆目  次
 序 病院・診療所経営に関する法律
第1部 医療制度

第1章 医師・医療機関
Q1 医師の資格
Q2 医師の不祥事と行政処分
Q3 開設手続・廃止手続
Q4 名  称
Q5 開設者・管理者
Q6 非営利性
Q7 M S 法人
《コラム1》MS法人との契約
Q8 広告規制
Q9 医療機能情報提供制度
Q10 立入調査
Q11 誹謗中傷への対処
《コラム2》公立病院の指定管理者

第2章 健康保険
Q12 医療保険制度
Q13 自由診療(保険適用外の診療)の注意点
Q14 医療保険制度の範囲
Q15 混合診療の禁止
Q16 院外処方・薬局指定
Q17 診療報酬制度
Q18 診療報酬の計算
Q19 不正請求・減点査定
Q20 保険医療機関の指定取消し

第3章 医療法人
Q21 医療法人の意義
Q22 医療法人の設立
Q23 医療法人の運営
Q24 医療法人の事業
Q25 持分のない医療法人への移行
Q26 医療法人の解散

第4章 医師会
Q27 医師会の意義
Q28 医師会による入会拒絶・除名
Q29 医師会と独占禁止法

第2部 病院・診療所運営

第5章 情報管理
Q30 守秘義務総論
Q31 個人情報保護法の体制
Q32 患者本人からの開示請求
Q33 証拠保全
Q34 第三者からの患者の診療情報開示依頼
Q35 研究目的の情報利用
Q36 患者に関する記録
Q37 廃院の際の情報管理
Q38 電子カルテ
《コラム3》複数医療機関による患者に関する記録の共同利用

第6章 労  働
Q39 三六協定の作成
Q40 医療従事者の労働者性
Q41 労働時間管理
Q42 訪問介護サービス従事者の労働条件
Q43 出産予定の女性看護師の取扱い
Q44 看護師の派遣・職業紹介
Q45 賃金格差への対応
Q46 解  雇
Q47 安全配慮義務
Q48 セクハラ・パワハラ
Q49 団体交渉

第7章 安全衛生
Q50 院内感染
Q51 医薬品・医療廃棄物

第8章 患者トラブル・医療紛争
Q52 モンスターペイシェント(迷惑患者・クレーマー)への対応
Q53 強制退院の可否とその実現手段
Q54 暴力団排除条例と応招義務の関係
Q55 患者に対するセクハラ
Q56 未収金の予防と回収
Q57 身内のいない患者の死亡
Q58 医療事故の実体法
《コラム4》医療機関と患者の関係とは?
Q59 医療事故の手続(訴訟・調停・ADR 等)

第9章 M&A・資金調達・事業承継
Q60 医療法人の支配権取得
Q61 M&Aの手法
Q62 デューデリジェンス
Q63 相  続
Q64 M&Aの際の情報承継
Q65 病院の倒産
Q66 資金調達一般
Q67 借入れ・割賦購入・リース

第3部 診  療

第10章 医療行為
Q68 「医業」の意義
Q69 医師以外の医療従事者の業務
Q70 看護業務
Q71 身体拘束

第11章 医師の義務
Q72 応招義務
Q73 診断書等の交付義務
Q74 死亡診断書・死体検案書
Q75 無診察治療の禁止,遠隔診療
Q76 異状死体等の届出義務
Q77 虐待等の通報義務
Q78 処方せん交付義務

第12章 説明と同意
Q79 インフォームド・コンセントと医師の説明義務
Q80 患者本人以外の者の同意
Q81 説明義務の程度
Q82 信仰上の理由による輸血拒否
Q83 手術同意書の意義
Q84 がん告知の義務
《コラム5》臨床研究におけるインフォームド・コンセント

第13章 倫  理
Q85 安楽死・尊厳死・終末期医療ガイドライン
Q86 臓器移植法と脳死
《コラム6》iPS細胞の移植又は投与に係る臨床研究に対する規制
Q87 患者からの謝礼(現金・物品)
Q88 診療報酬以外に患者から徴収する金員

事項索引/判例索引

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