青林書院



破産法大系 〈全3巻〉 第挟 -破産実体法-


破産法大系  〈全3巻〉  第挟 -破産実体法-
 
編・著者竹下 守夫・藤田 耕三 編集代表
判 型A5判
ページ数654頁
税込価格7,020円(本体価格:6,500円)
発行年月2015年02月
ISBN978-4-417-01646-5
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■解説
●破産法における手続規定と実体規定の重要テーマを分析し、
 運用と解釈の指針を示す本格的な実務的・理論的解説書。

●本巻では、破産管財人や各種利害関係人等の間の権利義務関係を
 規律する破産実体法分野を扱う。法の骨格をなす重要な22のテー
 マを取り上げて、理論と実務の両面から解釈の論点と運用上のあ
 り様を深く掘り下げて論究する。


第2巻 はしがき
 
 破産法が規律する法分野は,様々な角度から分類が可能である。
その一つが,破産者,破産管財人及び各種の権利者等の利害関係人の間の実
体的な権利義務関係を規律する破産実体法と,破産手続という裁判上の手続
を規律する破産手続法という分類であり,この『破産法大系』の第鬼と第
挟とはこの分類に対応する。他に,消費者破産や国際倒産等,対象となる
法律分野による分類もあり,第郡はこの分類に対応する。
 本巻は,破産実体法の分野における重要な22のテーマを取り上げて,破
産法の理論上・実務上の諸問題につき造詣の深い研究者,現行倒産法の制定
に関与した立案担当者,弁護士の方々に,それぞれのテーマにおける理論上
あるいは実務上の問題点について,幅広くかつ深い解説をして頂いている。
 本巻は6つの章から成っている。第1章から第4章までは,破産財団に対
する各種の権利をテーマとしている。
 第1章は,破産財団全体を目的とする権利である破産債権(1)と財団債
権(2)とを取り上げ,次にその両方にまたがり,理論上も実務上も問題の
多い租税債権(3)と労働債権(4)とを取り上げ,最後に人的担保と破産
債権に関する多数債務者関係(5)を取り上げている。第2章から第4章ま
 では,破産財団に属する個別の財産を目的とする権利を扱うものであり,
具体的には,第2章が別除権で,別除権総論(6)と非典型担保(7)を取
り上げている。第3章が取戻権(8),第4章が相殺権であり,そこでは相
殺権(9)と相殺禁止(10)とを取り上げている。相殺禁止は,内容的に
は偏頗行為否認に類似するが,教科書や体系書等においては相殺禁止が相殺
権の直後に置かれることが多いと思われることから,本巻でも相殺権の次に
してある。第5章は,破産手続開始時に存続中の契約関係の処理の問題を扱
う。まず,総論的な破産管財人の選択権(11)を取り上げ,次に各論的な
テーマ,具体的には,賃貸借(12),ライセンス契約(13),請負
(14),そして継続的給付を目的とする双務契約や市場の相場のある商品
の取引に係る契約等の特殊な契約(15)を取り上げている。第6章は,破
産手続開始前の破産者の行為で破産債権者を害するものの効力を否定する破
産管財人の権利である否認権に関する諸問題を扱う。まず,否認権総論
(16)を取り上げ,次いで否認権の類型毎のテーマを取り上げる。具体的
には,詐害行為否認(17),偏頗行為否認(18),無償否認(19),
そして対抗要件否認(20)である。さらに,否認権の行使方法(21)と
否認権行使の効果(22)を取り上げている。
 本巻における各論稿が,破産実体法に関する理論上の問題の検討を深化さ
せ,そして実務運用を一層適切なものとすることに貢献できれば幸いである。
 

 平成26年12月
 第2巻編集委員
 小川 秀樹 
 松下 淳一


編集代表

竹下 守夫:一橋大学名誉教授,駿河台大学顧問
藤田 耕三:弁護士,元広島高等裁判所長官

第2巻 編集委員

小川 秀樹:東京地方裁判所判事
松下 淳一:東京大学大学院法学政治学研究科教授

執筆者

八田 卓也:神戸大学大学院法学研究科教授
小川 秀樹:東京地方裁判所判事
伊藤  尚:弁護士
蓑毛 良和:弁護士
河崎 祐子:信州大学大学院法曹法務研究科教授
中西  正:神戸大学大学院法学研究科教授
山野目 章夫:早稲田大学大学院法務研究科教授
高田 賢治:大阪市立大学大学院法学研究科教授
岡  正晶:弁護士
松下 淳一:東京大学大学院法学政治学研究科教授
竹内 康二:弁護士
堂薗 幹一郎:法務省民事局参事官
金子 宏直:東京工業大学大学院社会理工学研究科准教授
小林 信明:弁護士
中島 弘雅:慶應義塾大学大学院法務研究科教授
村田 典子:成蹊大学法学部准教授
三木 浩一:慶應義塾大学大学院法務研究科教授
垣内 秀介:東京大学大学院法学政治学研究科教授
田頭 章一:上智大学法科大学院教授
山本  研:早稲田大学法学部教授
水元 宏典:一橋大学大学院法学研究科教授
世森 亮次:大分家庭裁判所判事
佐藤 鉄男:中央大学大学院法務研究科教授

  (執筆順。肩書は本書印刷時)







   
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■書籍内容
第2巻 目次

第1章 破産債権・財団債権
 1破産債権
  鞠忙査銚△琉婬繊
  暁忙査銚△陵弖
  掘’忙査銚△亮蠡馨紊涼楼漫
  検’忙査銚△療質化
  后’忙査銚△陵ダ莉膂
 2財団債権
  戯眞頂銚△琉婬繊
  矯眞頂銚△慮⇒行使
  刑眞頂銚△版忙査銚◆
  減眞頂銚△亮莪靴ぁ
  杭眞頂銚△虜通骸圈
 3租税債権 
  気呂犬瓩法
  暁忙瑳蠡海砲ける租税債権の取扱い
  掲忙佐漂眇佑慮酸徴収義務 
  諺点悩銚△鯊荵絢圓弁済した場合の代位に関する問題 
 4労働債権蓑毛良和 
  杵働債権の法的性質(財団債権・優先的破産債権) 
  僅働債権(雇用関係に基いて生じた債権)に該当するか否か 
  刑眞頂銚△乏催するか否か(給料請求権,退職手当の請求権) 
  枯働債権に対する弁済・配当に関わる問題
  控詢舛寮禅畍等の弁済の許可 
  栽働者健康福祉機構の未払賃金立替払制度に関する問題点 
 5多数債務者関係   
  妓醜垉定の趣旨 
  桐論的背景
  畦論的再検討
  厳觚譟

第2章 別除権
 6別除権総論
  喫冥権の概念
  曲冥権の根拠・取扱い 
  敬埖額責任主義と配当参加
  幻鎚未涼簡欷◆
  紅駘僂諒担 
 7非典型担保
  吉鹽儀臣簡櫃稜忙宰‐紊僚莇という問題の意味
  蕎渡担保(一般)
  圭弦臚飴詐渡担保 
  現弦膾銚⊂渡担保 
  梗蠏舛両渡担保 
  魂湘亠担保 
  蚕衢権留保 
  璽侫.ぅ淵鵐后Ε蝓璽后

第3章 取戻権
 8取戻権
  擬萍畍△琉婬
  彊貳未亮萍畍
  憩段未亮萍畍◆
  
第4章 相殺権
 9相殺
  桔楾猝椶納茲蠑紊欧誅静澄
  暁忙宰67条の趣旨 
  啓働債権に関する諸問題 
  玄働債権に関する諸問題 
  糠忙佐漂眇佑とり得る2つの措置
 10相殺禁止 
  義軅癲
  暁忙査銚⊆圓砲茲觝通撹蘆瓦両豺隋宗汁蟷Χ愡澆陵弖
  掲忙瑳圓紡个靴萄通海鯢蘆瓦垢觴圓稜忙査銚⊆萋世両豺
   ――相殺禁止の要件
  諺蟷Χ愡澆慮果

第5章 契約関係の処理
 11破産管財人の選択権
  技業活動と契約
  況戚鷭萢の現実的指針と理論
  掘崛侈碍戚鵝廚箸浪燭
  戸行選択及び解除の効果 
 12賃貸借
  議詑濘佑稜忙
  仰村攷佑稜忙
 13ライセンス契約
  汽薀ぅ札鵐昂戚鵑版忙宰。毅蕎
  暁忙宰。毅蕎鬚領法の経緯 
  憩探法における通常実施権の当然対抗制度
  犬修梁召量簑蝓
 14請負契約小林信明
  気呂犬瓩法
  驚輅玄圓稜忙此
  契蘇蘓佑稜忙此
 15特殊な契約中島弘雅=村田典子
  儀兮嚇給付を目的とする双務契約
  胸埔豼蠑譴里△訃ι覆亮莪に係る契約〔中島弘雅〕
  薫豎臉胸札優奪謄ング〔中島弘雅〕 
  
第6章 否認権
 16否認権総論
  気呂犬瓩
  業歿Ц△隆靄槊犒
  郡靄槊犒燭噺鎚無定
  姑歿Г琉貳姪要件
  硬焼声堡歿
 17詐害行為否認垣内秀介 
  戯廠温坩挌歿Г粒鞠
  彊貳姪な財産減少行為の否認
  刑廠嘉な債務消滅行為の否認
  諺蠹対価による財産処分の否認
 18偏頗行為否認
  気呂犬瓩
  業歿Г琉貳姪要件と偏頗行為
  景仗行為否認の基本類型とその要件
  己仗行為否認に関する重要問題 
 19無償否認
  気呂犬瓩
  玉欺否認概説 
  景歉敕と無償否認に関する裁判例 
  己歉敕の無償否認に関する学説と検討 
  垢わりに 
 20対抗要件否認
  祇度趣旨論――秘密取引の防止
  饗亶獲弖鏘馮行為の性質論――制限説の再構成 
  掲忙瑳蠡崖始後の対抗要件具備行為の否認 
 21否認権の行使方法 
 騎祇癲
  業歿Ц△里燭瓩諒歔棺菠 
  携歿Ц△旅垰畔法 
  減廠温坩拏莨蛋幣戮亮継 
 22否認権行使の効果
  気呂犬瓩法
  業歿Ц行使の効果の基本的な考え方 
  刑廠温坩挌歿Г慮果 
  姑歿Г療亠 
  絞仗行為否認の効果 
  哉歿Ц行使の効果の事後処理 

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