青林書院



リフォーム工事の法律相談


最新青林法律相談


リフォーム工事の法律相談
 
リフォームの法律知識満載
編・著者犬塚浩 編著
判 型A5判
ページ数382頁
税込価格4,644円(本体価格:4,300円)
発行年月2015年07月
ISBN978-4-417-01658-8
在庫品切れ
  
 品切れです

■解説
勧誘、契約、施工から引渡しに至るまで、リフォーム工事のフローに沿って設問を起こし、
消費者、事業者の双方が陥りがちなトラブルの対処法を平易に解説。クーリング・オフなど
消費者保護の解説に加え、コンプライアンス、広告宣伝、知的財産権など、事業者必読の解説も充実掲載。


著者紹介
犬塚  浩
弁護士・京橋法律事務所

皺 信男
弁護士・皺綜合法律事務所

岩島 秀樹
弁護士・一級建築士・大地法律事務所

竹下 慎一
弁護士・竹下法律事務所

宮田 義晃
弁護士・京橋法律事務所




■書籍内容
目次

序 章
Q1■リフォームとは
 リフォーム工事とはどのような工事を意味しますか。また,リフォーム工事におい
 て生じる問題として,主にどのようなものがありますか。
Q2■リフォーム相談の特徴
 最近のリフォームに関する法律相談の特徴は,どのようになっていますか。
Q3■リフォームトラブルの調査・相談
 リフォーム工事を頼もうと思うのですが,思ったとおりに完成するのか,料金は高
 くならないか,少し不安があります。リフォーム工事を頼む前に調査したり,何ら
 かのトラブルが起きてしまった場合に解決手段を調査したりするには,どのような
 手段がありますか。また,リフォームトラブルについて,相談できる機関も知りた
 いです。

第1章 勧  誘
Q4■訪問販売における禁止行為
 自宅において太陽光発電装置の勧誘を受けました。最大発電量が毎日9時間得られ
 る試算をされ,その電気を電力会社に売電すればその収入で購入代金のクレジット
 料金の支払は可能だと説明を受けました。しかし,私の自宅のある地域では梅雨や
 冬を考えると毎日9時間の発電ということは非現実的です。このような勧誘は許さ
 れるものでしょうか。
Q5■判断力不足に乗じた販売の禁止
 弟(48歳)は知的障害があり,他人の誘いに応じてしまいます。健康体ですので実
 家において1人で生活しているため心配していたのですが,先日,弟宅を訪れまし
 たら,床下工事中の状態でした。弟と話をしましたら,契約時期を違えた床下改良
 工事の契約書が3種類出てきました。3つとも同じ業者で工事金額が150万円,250
 万円,300万円のものでした。弟は両親の遺産相続によって預金があったのです
 が,通帳からその代金と同じだけ出金されていました。どうすればよいでしょう
 か。
Q6■セールスマンの氏名表示義務
 高齢の両親が2人だけで実家に住んでいます。最近しつこいセールスマンが多く,
 来客なのかセールスなのかもはっきりとしないと両親が嘆いていました。先日も来
 客者と思って玄関を開けたところ,リフォーム工事業者で,言葉巧みに話を続け,
 なかなか帰らなかったそうです。このようなセールスに対してはどのような規制が
 あるのでしょうか。
Q7■セールスマンの退去義務
 家事の最中に突然やってくるセールスマンに困っています。
 インターホンの声で知人であると勘違いして玄関に出ると長々とセールスをしま
 す。このようなセールス行為に対しての法的規制はないのでしょうか。
Q8■補修工事の効果の約束
 私は自分が住んでいるマンションの管理組合の理事長をしています。
 この度マンションの外壁洗浄・塗装・シール・クリーニング工事を業者に発注した
 のですが,契約時の業者の説明としては,「工事を行えば雨漏りが止まる」と約束
 していたにもかかわらず漏水が止まりません。その上,下地処理を十分にせずに塗
 装を行ったことからベランダ天井部ペンキが剥離する状況が生まれました。それば
 かりか,工事によって一部の設備が破損するという状態も生まれました。業者に対
 して損害賠償をしたいのですが争点として考えられることを教えてください。
Q9■リフォーム契約書等への記載事項
 この度,訪問販売業者との間でリフォーム工事契約を結ぶことになりました。しか
 しながら,工事業者から見せられた契約書は工事代金と簡単な内訳を記載している
 だけであって工期の記載もなく,工事内容もはっきりと分かりません。
 訪問販売についてはクーリング・オフという制度があることを聞いていましたが,
 それに関する記述もありません。本来契約書に記載すべき内容はどのようなもので
 しょうか。
Q10■リフォームにおけるメンテナンスサービスに関する景品表示法上の規制当社で
 は,今回,お客様ご愛顧感謝キャンペーンを実施したいと考えています。キャンペ
 ーン期間中は,全てのお客様に3か月後,半年後,1年後の3回の定期点検をサー
 ビスで行うことを検討しているのですが,景品表示法上の規制はあるのでしょう
 か。
Q11■リフォーム広告における注意点―優良誤認表示
 当社では,今回,値下げのキャンペーンを実施することになり,インターネット上
 で広告をすることになりました。当社は地域で1番のリフォーム業者と自負してお
 り,何とかこれをアピールしたいと思うのですが,どのような点に注意すればよい
 でしょうか。
Q12■リフォーム広告における注意点―有利誤認表示
 当社では,今回,値下げのキャンペーンを実施することになり,新聞折り込みチラ
 シによる広告をすることになりました。どのような点に注意すればよいでしょう
 か。
Q13■景品類の提供―総付制限
 当社では,先月から,リフォーム工事のご依頼をいただいたお客様全員に,次回使
 用できる割引券と有名店のお菓子を差し上げています。先日,同業他社から,「物
 で客を呼び込むのは問題があるのではないか」との指摘を受けました。当社として
 はあくまでもお客様へのサービスとして行っているものですが,問題はあるのでし
 ょうか。
Q14■景品類の提供―懸賞制限
 当社では,今回,キャンペーンを実施することになり,リフォームをご依頼をいた
 だいたお客様の中から抽選で旅行券(10万円相当)をプレゼントしようと考え,そ
 の旨の告知をする予定ですが,どのような点に注意すればよいでしょうか。
Q15■耐震診断・耐震改修
 亡父から相続した築40年以上の木造2階建て住宅に居住していますが,先日リフォ
 ーム業者が来訪し,「古い建物は耐震診断をして,問題があれば耐震改修しなけれ
 ばならないという法律ができたので,早目に耐震診断することをおすすめします」
 と言われました。近所で,耐震診断や耐震改修をしたという話を聞いたことはあり
 ませんが,そのような法律ができたのでしょうか。また,耐震診断や耐震改修を行
 わなければならない場合は,どのような方法で進めればよいのでしょうか。

第2章 契 約 時
Q16■クーリング・オフ制度
 太陽光発電システムの訪問販売を受けました。家庭用電力の自由化やクリーンエネ
 ルギーに関心があったので,設置契約を結んでしまいました。事業者の話では国や
 県・自治体の補助金制度があるとのことでパンフレットを見せられ,補助を受けら
 れるのであれば負担も少なくなると考えて契約したのですが,実際には国や県の補
 助金制度は終了していました。契約後3日目には機器が運びこまれています。契約
 を解消したいのですが可能でしょうか。
Q17■クーリング・オフの効果―消費者の負担解消
 一戸建て住宅に住んでいます。築5年ほど経っています。近くを通りかかったとい
 う業者の訪問を受け,壁の塗装が劣化してこのままでは雨漏りや壁本体の痛みがひ
 どくなると言われて,建物全体の壁の再塗装工事を108万円で契約しました。私の
 家を含めて近隣4戸の家が同時期に建築された住宅なのですが,他の家は再塗装の
 気配はありません。それで後悔してクーリング・オフをしたいのですが,契約書に
 は,工事着手前に当方の都合で解約した場合は違約金として代金の10%を支払うこ
 ととされています。また,業者は塗装工事のために足場を設置してしまいました。
 幸い代金はまだ払っていません。この段階でクーリング・オフは可能でしょうか。
Q18■クーリング・オフの効果―クーリング・オフの期限
 80歳を超えた両親が住む実家に行きましたら,屋根の葺き替えが済んでいました
 し,床下改修工事が終わっていました。3年前に私の負担でリフォーム工事をした
 ばかりで,その時の業者は屋根や床下はあと10年は大丈夫と言っていました。父に
 事情を聞いたところ,親切な業者が訪問してきて,通常であれば1000万円以上の代
 金になるが20周年記念で大幅値引きして600万円でやってくれるというので工事を
 依頼したとのことでした。契約書が父の手元に存在し,工事内容の箇所を見ました
 ら,リフォーム工事一式と記載されていました。私は納得がいかないので,父にク
 ーリング・オフさせて600万円を取り戻そうと思いますが問題がありますか。
Q19■訪問販売の請求――クーリング・オフの適用除外
 この度私の友人が中古マンションを買ってリニューアル工事を行ったことでトラブ
 ルになりました。友人はインターネットである業者を見つけ出して電話をして情報
 を集めようとしたところ,担当者が「ご自宅を訪問してお話したいのですが」と切
 り出したので,これを了承して自宅で説明を受け契約をしました。
 しかし,工事内容が明確ではなく,代金との関連も不明確で,なおかつ,他の業者
 と代金を比較したところ割高であることも分かりました。そこで契約してから3日
 ほどしか経過していないことからクーリング・オフの権利行使をしようとしたとこ
 ろ,業者から「今回はあなたが望んで自宅を訪問したのでクーリング・オフの権利
 行使はできない」と言われました。本当でしょうか。
Q20■過量販売についての撤回・解除権
 実家に75歳の母親が1人で生活しています。先日久しぶりに実家に顔を出しました
 ら,家の外壁がリフォームされていました。結構な代金を支払っていると思い,こ
 っそり母の通帳をみましたら,500万円の引出しがあり,さらに300万円,400万円
 の引出しが半年間に続けざまにあり,残金がほとんどない状態でした。母に聞いた
 ところ,屋根の改修,外壁の改修が必要だと言われて工事をしてもらった,その代
 金として支払ったとのことでした。母は1人で工務店に入るような人ではなく,折
 り込み広告のリフォーム会社に連絡して,風呂・トイレ・台所のバリアフリー・リ
 フォーム工事をしてもらったのが始まりとのことでした。母は業者につけこまれた
 のではないでしょうか。
 
Q21■不実の告知等による取消権
 訪問業者に,床下換気用の通風口が少ないが大丈夫ですかと言われて,家廻りや床
 下を見てもらったところ,床下換気扇を10台設置しないといけないと言われ床下換
 気扇の機能の説明を受けました。そして,推薦された床下換気扇10台を購入する契
 約をしました。ところが,知人の建築士に自宅を見てもらったところ,3台もあれ
 ば十分と言われました。契約を解消したいのですが可能でしょうか。
Q22■リフォーム工事における標準的な契約書
 今回長年住み続けた自宅を高齢者向けにリフォームすることにしました。
 そこでいくつかのリフォーム業者に説明に来てもらって話を聞き,ある業者に注文
 することにしました。そしてこの業者から契約書を見せてもらったのですが,住宅
 に関しては新築住宅を注文したとき以来補修・修繕工事を発注したこともなく,示
 された契約書が適正な内容かどうか判断がつきかねます。リフォーム契約に関する
 標準的な契約書はないのでしょうか。
Q23■一括下請負の禁止
 当社は,施主から500万円で内装リフォーム工事を請け負いましたが,私の弟が経
 営しているA社からこの工事をやらせてほしいと言われたため,当社は建築資材だ
 け支給し,施工はA社に下請負させました。しかし,施主から工事の丸投げではな
 いかという苦情がありましたので,現場には当社の技術者を置き,また清掃業務は
 当社で行うようにしました。ところが,施主から,それでも工事の丸投げであり,
 契約に違反するので請負契約を解除すると言われています。工事請負契約書の契約
 約款には,「あらかじめ注文者の書面による承諾を得た場合を除き,請負者は請負
 人の責任において工事の全部又は大部分を,一括して請負人の指定する者に委任又
 は請け負わせることができない」と規定されていますが,この契約条項に違反する
 でしょうか。
Q24■リフォームと暴力団排除条例
 各都道府県には暴力団排除条例があり,暴力団員からリフォームの注文を受けるに
 当たっては注意する必要があると聞きました。当社が現在そのような依頼を受けて
 いるわけではありませんが,大きな建築会社のように細かく定めた契約書を事前に
 用意しているわけではありません。当社のような小さな会社が,事前に用意してお
 けることがあれば教えてください。
Q25■利益供与該当リフォームの受注禁止―東京都中心
 暴力団と関係があると噂される会社から,事務所が入っていると噂されるマンショ
 ン一室の改修工事を請けてほしいと連絡がありました。古くなった箇所を直し,10
 人前後で会議ができるよう間取りを変更し,玄関ドアの鍵を2つにし,投光器や防
 犯カメラを複数設置したいとのことでした。暴力団排除条例(暴排条例)によって
 暴力団に対する利益供与は禁止されているとのことですが,当社は地元で細々とや
 っている工務店であり,噂だけで依頼を断ることは抵抗がありますし,また,当社
 に利益の出る適正な請負代金をきちんといただければ利益供与にならないようにも
 思います。このような改修工事でも暴排条例に違反するのか教えてください。
Q26■利益供与該当リフォームの受注禁止―東京都以外
 当社は全国に複数の支店を持つ建築会社です。暴力団排除条例により,暴力団事務
 所の改修工事はほとんど禁止されていると聞いていますが,各都道府県によって条
 例の表現が異なっており,とりわけ,暴力団事務所の改修工事について特別の規定
 があったりなかったりして,整理することが大変です。そこで,各都道府県の暴力
 団排除条例が暴力団事務所の改修工事についてどのように規定しているか,個別に
 教えてください。
Q27■リフォーム工事の請負業者が暴力団関係者の場合
 築40年になる木造2階建ての自宅をリフォームしようとして見積りを複数取ってい
 たものの請負代金額がどうしても1500万円ほどの高額なものになり,困っていまし
 た。そのようなときに,知人からリフォーム業者を紹介され,すぐに契約するので
 あれば,それまでに見積りを取っていた業者見積額の7割ほどの1000万円で同じリ
 フォーム工事を頼めるというので,融資を受けられるか銀行に相談しないまま,リ
 フォーム工事の請負契約を締結しました。ところが,契約締結後に融資を求めたと
 ころ,銀行から,リフォーム業者が暴力団関係企業であるから融資できないと言わ
 れました。しかし,その銀行からは,今回リフォームを頼んだ業者が暴力団関係企
 業である資料の提供はもちろん,情報提供も一切してもらえません。このままでは
 リフォーム工事代金を払えず,契約違反となってしまいます。どうすればよいでし
 ょうか。
Q28■リフォームかし保険
 親から相続した自宅ですが,屋根の雨漏りがひどいので全面的にリフォーム(改
 修)工事をすることにしました。工事代金も高額になることから,施工業者に責任
 を全うしてもらいたいのは言うまでもありませんが,それ以外に瑕疵が発生した場
 合や施工業者瑕疵担保期間内に施工業者が倒産した場合でもきちんとした補修工事
 が行われるようにしたいと考えています。リフォーム工事の瑕疵保険にはどのよう
 なものがあるのでしょうか。

第3章 工事中
Q29■倒産とリフォーム契約
 当社は,ある大きな会社が元請となる大規模修繕工事の下請として外壁工事や排水
 管工事を多く施工しています。ところが,その元請会社からの支払が遅れており,
 倒産するという噂を耳にしました。元請会社が倒産した場合,当社は請負代金を払
 ってもらえるのでしょうか。外壁工事の打診をされているだけの現場から,請け負
 った工事の全てを完成させたのに支払が遅れている現場までいろいろな場合がある
 ので全般的に教えてください。
Q30■リフォーム業者倒産時の注文者の対応策
 カーポートの設置と外壁塗装の2つの契約をしたリフォーム業者が,カーポートの
 設置は終えたものの,外壁工事のための足場を組んだ段階で工事に来なくなり,ま
 た,連絡も取れなくなりました。インターネットで調べると,そのリフォーム業者
 が倒産しているようですが,破産などの手続を取った様子はありません。カーポー
 トの代金は全て支払済みですが,最近傾いてきて危険な感じがします。外壁工事に
 ついては前払した請負代金の一部の返還や,リフォーム工事の完成を求められない
 ものでしょうか。また,リフォーム業者が残していった足場はどうなるのでしょう
 か。今後,破産や民事再生等の手続が取られた場合についても教えてください。
Q31■リフォーム工事と防犯措置
 当社で施工を担当していた外壁等のリフォーム工事の現場で,組まれていた足場を
 使った空き巣被害が起きてしまいました。当社は施主に対して盗難被害の賠償をし
 なければならないのでしょうか。
Q32■リフォーム工事が与えた健康被害
 親子でマンションを共有しています。この度工事業者に対して,建物の2室の戸境
 のALC板製中央間仕切壁を撤去し,南側にあった屋外バルコニーを屋内に取り込
 み,これらを居間とし,北側にあった水回りの一部を新たに寝室とし,全体を1DK
 の間取りに変更するとともに,浴室,トイレ等の水回りを刷新した本件居室に,屋
 上にプレハブを増築して本件居室と階段で接続させる工事を注文して実施しまし
 た。なお床工事については,居間部分には既存の床の上にフローリングを敷き,そ
 れ以外の部分については,スラブ面の上に床を立ち上げて設置する工事でした。と
 ころが入居後,父親が急性気管支炎との診断を受けました。原因は,本件工事にお
 いては清掃及び養生が十分にされていなかったため,コンクリートの粉塵が居室の
 床のフローリング下からフローリングの隙間を通じて本件居室内に蔓延したことだ
 と思います。業者に対して責任を追及する場合のポイントを教えてください。

第4章 引渡し時
Q33■追加工事費用の支払義務
 新築後10年経過したことから,クロスの張替えをしようと考え,リビングのクロス
 の張替えを工事業者に注文しました。ところが工事を始めたところ,クロスの下地
 部分に傷みがあることから補強しなければならないとの説明があり,それが必要な
 らば致し方ないと考えて了解しました。具体的に補強費用としてどの程度費用が発
 生するのか尋ねたのですが,「全体をはがしてみないとわからない」と説明され,
 後から聞けばよいと思ってその後聞き逃してしまいました。工事完了後工事代金の
 明細を見せてもらったところ補強工事費用として当初のクロス張替え費用とほぼ同
 額の費用が計上され,工事費用全体が当初見積りの2倍になっていました。工事業
 者は,「了解をもらった上で補強工事をしました」と言って譲りません。この場合
 工事代金を支払わなければならないのでしょうか。
Q34■遅延損害金の約定
 流し台等が古くなったことから台所全体の設備も含めたリフォームをしようと考
 え,業者を選びました。見積り等を出してもらい,金額的に納得できたので契約す
 ることにしましたが,条項の中には「中途解約をした場合には代金の半分を支払
 う」「請負代金の支払に遅れた場合には年20%の割合の遅延損害金を支払う」「出
 来高が50%を超えた場合には解約することはできない」との条項が入っていまし
 た。業者は,「これでみなさんに契約をしていただいています」と説明したので,
 仕方がないのだと思って契約しましたが,いざ工事が始まってみるととても不安で
 す。今からこの内容を変えることはできないのでしょうか。
Q35■リフォーム施工例等の公開における注意点
 当社では,今般,リフォーム施工例をホームページで公開したいと考えています。
 具体的には,施工前後の写真をそれぞれ掲載して施工例を説明する予定です。名前
 は匿名にしますが,できれば地域などを特定して紹介したいのですが,お客様に個
 別に承諾をとる必要があるのでしょうか。

第5章 共同住宅関係
Q36■マンションリフォーム関連法令全般
 リフォーム業者ですが,最近部屋の模様替えや一戸建ての外壁塗装工事以外に,マ
 ンションの修繕を頼まれることが増えてきました。マンションについては,どのよ
 うな法律がどのような規制をしているのでしょうか。マンションの修繕に関連する
 可能性のある法令全般について教えてください。
Q37■マンションリフォームをする場合の区分所有法上の注意点
 マンションの区分所有者からリフォーム工事を請ける際,マンションリフォームの
 できる限度はどうなっていますか。ベランダはリフォームできないことは知ってい
 ますが,お客様によっては理解してもらいにくい場合があります。また,そのほか
 にもマンションリフォームにおいて注意すべき点があれば教えてください。
Q38■違法なリフォーム工事に対する管理組合側の対応
 以前,マンション6階の住人が,同じマンションに住む子供たちのために料理を教
 えるとのことで,大きめのキッチンシステムと調理台を備え付けるリフォームを行
 いました。そのときは管理組合に事前の相談があり,リフォームの内容を確認でき
 ました。ところが,いつの間にか,大きなシステムキッチンを2台入れ,ディスポ
 ーザーを付け,ベランダの外側や玄関ドアには料理教室の看板を設置するに至りま
 した。また,料理を教えていた以前の住人は代わっており,新たな住人は,以前認
 めたのだから今回のリフォーム工事も事後的に承諾するよう求めています。しか
 し,マンションに住んでいない子供たちも通ってくるようになっており,他の住人
 から苦情も出ています。何か対応策はないでしょうか。
Q39■リフォーム工事と大規模修繕
 マンションのリフォームという意味では大規模修繕工事においても事実上のリフォ
 ーム工事が行われるのではないかと思われますが,大規模修繕工事とはどのような
 ものでしょうか。また大規模修繕工事特有の問題はどのようなものでしょうか。
Q40■耐震改修促進法の改正
 平成25年11月に「建築物の耐震改修の促進に関する法律の一部を改正する法律」
 (改正耐震改修促進法)が施行されたそうですが,リフォームとの関係で影響を与
 える点はどのようなものでしょうか。
Q41■マンション建替円滑化法改正とリフォーム工事
 平成26年6月に「マンションの建替え等の円滑化に関する法律」(マンション建替
 円滑化法)が改正され,敷地売却制度が創設されたそうですが,これがマンション
 リフォームに与える影響はどのようなものでしょうか。「建替え」ですからリフォ
 ームとは直接関係ないように思えますが,間接的な影響も含めて説明してくださ
 い。
Q42■大規模修繕工事を行う上での手続
 このたび私の住んでいるマンションが大規模修繕工事の時期を迎えました。理事で
 ある私は修繕委員会のメンバーにも選ばれ,今後マンション管理組合内の手続を進
 めていくことになります。ところで,大規模修繕工事の内容は多方面にわたります
 が,それぞれ区分所有者集会における決議要件が異なると聞きました。 
 大規模修繕工事を行うために必要な決議についてその概要を教えてください。

第6章 事業者関係
Q43■特定商取引法・消費者契約法による差止請求
 突然訪問してきた業者が,自宅の屋根が傷んでいるというので,自宅にあげて説明
 を聞き出したら,専ら太陽光パネルの売り込みの説明で「工事の契約をするまでは
 帰らない。説明させておいて契約しないというのはおかしいのではないか」と言っ
 て2時間居すわられました。そのときは110番に電話したところ帰ったのですが,
 名前の知られた業者でしたので,必要もないのに契約をさせられる方が出てしまう
 と思います。何か手続はないものでしょうか。
Q44■特定商取引法違反の場合―行政処分・罰則
 リフォームに関する訪問販売が特定商取引法に違反した場合,リフォーム業者には
 どのようなペナルティーがあるでしょうか。
Q45■特定商取引法違反の場合―行政処分
 当社は屋根,外壁等のリフォーム業を営んでいますが,当社がリフォーム工事の契
 約を締結したA氏より,‥社の従業員が突然自宅に来て,「屋根瓦が割れていて
 雨漏りするおそれがあるので,屋根を葺き替えた方がよい」と言われた,△い辰
 ん断ったのにしつこく勧誘されたので契約をしたが,瓦は割れていなかった,9
 民生活センターに相談したら,契約書にクーリング・オフが赤字で記載されておら
 ず,書類の不備もあると言われた,い海里茲Δ覆海箸任録用することができない
 ので契約を解除する,イ靴燭って,支払った60万円を返してほしい,κ屬靴討
 らえない場合は県に行政処分の申立てをする,などと言われました。契約書は,一
 般的な契約書式をコピーして使用したためクーリング・オフ条項が黒字になってい
 ました。この点は当社に落ち度があると思いますが,弊社の従業員は,屋根瓦が割
 れていたことは間違いないし,しつこい勧誘もしていないと言っています。このよ
 うな場合,当社は,どのように対応したらよいでしょうか。また,A氏が行政処分
 の申立てをしたときは,当社は行政処分を受けるでしょうか。行政処分を受ける場
 合には,どのような処分内容になるでしょうか。
Q46■特定商取引法違反の場合―刑事罰
 リフォーム業者が訪問販売で不実のことを告げて工事請負契約を締結した場合,ど
 のような刑事罰を受けるでしょうか。また,実際にどの程度の刑罰が科されている
 でしょうか,具体的事例を教えてください。
Q47■建設業の許可の要否
 当社は内装工事業を営む会社ですが,建設業の許可は受けていません。ある元請会
 社から,事務所ビルの内装リフォーム工事(以下「本工事」といいます)を1200万
 円で発注したいとの依頼がありました。工事内容は,内装の解体工事から仕上工事
 までの一式工事です。元請会社からは,建設業の許可がなくても,請負代金1500万
 円未満の建築一式工事であれば請け負うことができると言われましたが,本工事を
 請け負ってもかまわないでしょうか。もし,請け負うことができない場合に,本工
 事を3つに分割して,3つとも500万円未満の工事にすれば,本工事を請け負うこ
 とは可能でしょうか。
Q48■建設業の許可の種類
 当社は住宅建材の製造販売業を行っている会社であり,A県に本社が,B県に営業
 所があります。B県では住宅のリフォーム工事の需要が多いため,新規にリフォー
 ム工事業を行いたいと考えていますが,この場合,どのような建設業の許可が必要
 になるでしょうか。
Q49■建設業の許可の取得手続
 当社は,リフォーム業を営んでいますが,建設業の許可はもっていません。最近,
 工事代金の大きな仕事も増えてきましたので新規に建設業の許可を取得したいと考
 えています。しかし,どのようにすれば許可を取得できるのか分かりませんので,
 建設業の許可取得の手続について教えてください。
Q50■下請代金の未払
 事務所ビルのリフォーム工事について,発注者Aから元請業者Bが工事を請け負
 い,元請業者Bは下請業者Cに下請させ,当社Dは下請業者Cから工事代金1000万
 円で孫請しました。当社Dが工事を完了してから2か月経ちましたが,下請業者C
 から着工金300万円が支払われただけで,残代金700万円は支払ってもらえません。
 下請業者Cからは,まだ元請業者Bから全額の支払を受けていない,ほかにも支払
 わなければならないところが沢山あるので,もう少し待ってほしいと言われていま
 す。当社Dにも多数の支払先がありますので,発注者A又は元請業者Bに直接請求
 したいと考えていますが,そのようなことは可能でしょうか。また,それ以外に工
 事代金を支払ってもらえる方法があるでしょうか。
Q51■建築確認申請の要否
 私は1人で工務店をやっており,これまでは新築住宅の工事のみ請け負ってきまし
 た。しかし,今回は,以前に木造2階建て住宅の新築工事をしたお客様から,その
 改装工事(内装リフォーム工事,屋根全部の葺き替え工事)と増築工事について相
 談を受けました。その住宅を設計した建築士は既に亡くなられたということであ
 り,私に工事を行ってほしいと言われていますが,このような改装工事や増築工事
 についても建築確認申請をする必要があるでしょうか。なお,私は建築士の資格は
 有しておりません。
Q52■既存不適格建築物のリフォーム工事
 自宅にピアノ室を増築しようとして建築士に相談しましたが,既存建物が現行の建
 築基準法令に適合しておらず,不適合な部分を改修工事しなければ増築することが
 できないと言われました。自宅を新築した時には建築確認を取得して検査済証の交
 付も受け,適法な建築物であると言われていたのですが,現在の法律に適合してい
 ないから改修工事をしなければならないというのは,納得することができません。
 何とか改修工事をせずに増築したいと思っていますが,何かよい方法はないでしょ
 うか。
Q53■アスベスト対策
 古いアパートの改装工事を依頼されましたが,現地を確認したところ天井裏等にア
 スベストが使用されているような気がします。アスベスト問題についてはニュース
 等で見聞きしたことがありますが,実際にアスベストを取り扱ったことはありませ
 ん。アスベストにはどのような問題があるのでしょうか。また,アスベストに関す
 る法律の規制や,どのような方法で工事を進めたらよいのかなどについても教えて
 ください。
Q54■リフォームにおける業務委託契約と労働者該当性
 私は,現在,個人で住宅設備機器のメンテナンス業を営んでいますが,大手メーカ
 ーの子会社のメンテナンス会社であるA社と業務委託契約を締結し,週に数回,A
 社の指示された現場で作業をし,月末締め翌月末払で報酬の支払を受けていまし
 た。作業時はA社のユニフォームを着用し同社作業員としての名刺も携帯した上で
 マニュアルに従って作業を行い,作業後はA社に報告書を送付していました。契約
 期間は1年で,更新を重ねてきたのですが,午前8時半から午後6時まで待機する
 という1日当たりの事実上の拘束時間が長いことや事故への不安があることから,
 年収の最低保障や労災補償保険への加入をA社に求めました。また,この度,A社
 の従業員が加入している労働組合に加入し,これらの点の団体交渉を求めたいと考
 えました。ところが,A社側は,私は独立の事業者であり従業員ではないとして,
 労災補償保険の対象にはならないし,交渉にも応じないと主張してきました。この
 ような主張は許されるのでしょうか。
Q55■リフォームにおける図面と個人情報
 私は個人でリフォーム業を営んでいますが,先日,近県で工務店を開業した知人か
 ら,「勉強のためにあなたが大規模なリフォーム工事を施工した平面図を提供して
 ほしい」と求められました。これは一から私が作成した図面ですし,提供してもよ
 いと思っているのですが,個人情報として問題がないか気になっています。お客様
 のお名前を消せばよいでしょうか。

第7章 知的財産関係
Q56■リフォームと特許
 リフォームの技術について特許を受けることはできるのでしょうか。そのためには
 どのような手続が必要でしょうか。
Q57■リフォーム技術のライセンス
 当社では今般,A社の有するリフォームの断熱材に関する特許について同社とライ
 センス契約を結ぶ運びとなりました。ライセンスには通常実施権と専用実施権があ
 るということですが,どこが違うのでしょうか。
Q58■リフォーム技術の特許権侵害と先使用
 当社は外壁リフォームの施工に特殊な工法を用いており,これを1つの売りとして
 ホームページにも掲載していたのですが,同業他社から「弊社が3年前に特許を取
 得した工法であり特許権を侵害しているので即時中止せよ」との警告書が届きまし
 た。当社では5年前から使用している工法で,他者が特許を持っているということ
 は初耳であり,急にこのようなことを言われるのは納得がいきません。応じなけれ
 ばいけないのでしょうか。
Q59■リフォームにおける図面の利用と著作権
 業者にリフォームを依頼したところ,設計図などの図面のコピーを求められまし
 た。これらの図面に手を加えてリフォーム用の図面を作成するようなのですが,当
 時の設計者の了解をもらう必要はないのでしょうか。施工業者の作成した施工図,
 竣工図もあるのですが,これについてはどうでしょうか。
Q60■芸術的建築物のリフォームと著作者人格権
 著名な建築家が設計した住宅のリフォームの依頼を受けました。外観や間取りが非
 常に個性的であって実用性には疑問があり,これまで人が住んでこなかったそうな
 のですが,今回,依頼者がこの住宅に居住するということで,また,老朽化への対
 策,バリアフリーの要請もあることから,計画ではかなり大規模な修繕になる予定
 です。建築家の承諾を得ないまま工事をしてよいでしょうか。

第8章 その他
Q61■消費者の財産的被害の集団的な回復のための民事の裁判手続の特例に関する法
 律消費者契約法に定められている適格消費者団体が,被害を被った多数の者の代表
 として訴訟を提起できるよう,アメリカの制度を参考にした特別法が制定されたと
 聞きました。どのような制度になっているのでしょうか。
Q62■住宅リフォーム工事標準契約書等について
 一般社団法人住宅リフォーム推進協議会から「住宅リフォーム工事標準契約書
 (中・大規模工事用)」,「住宅リフォーム工事標準注文書・請書(小規模工事
  用)」が出されているようですが,これらの位置付けと内容を教えてください。
  
  
判例等索引
キーワード索引

Copyright © SEIRIN SHOIN All Rights Reserved.