青林書院



新・注解 商標法 (下巻)


新・注解 商標法 (下巻)
 
編・著者小野昌延・三山峻司 編
判 型A5判
ページ数944頁
税込価格15,120円(本体価格:14,000円)
発行年月2016年09月
ISBN978-4-417-01697-7
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■解説
○商標法の理論・実務を細大漏らさず取り込んだ最新作。
○膨大な文献・審決判例を徹底網羅,逐条解説の到達点を示す。
○第36条〜第85条,事項索引,判例索引を収録。
○第一線の研究者・実務家によるわが国最大級の新・商標法コンメンタール。


はしがき
「ブランド(brand)」は,元来「brander」という古代ノルド
語から生まれた言葉で,「焼きごて」や「焼き印」の意味であったが,今日
の「ブランディング」や「ブランド・イメージ」という言葉に表わされる「
ブランド」は,まったく元来の言葉を超えた意味のものとして用いられてい
る。
「ブランド」が元来の意味を超え,変形し,発展して用いられているように

「商標法」も新しい観点から考える時期に発展してきている。それは,より
広い「表示法」の一つとして,暖簾の保護の観点にとどまらず,消費者保護
の観点を取入れるべきである。
これは編者である私の考えなのか,解釈論か立法論かなどの議論はあろうが
,そのまえに,早急に解決すべき実務問題が山積みしている。
というのは,この10年の間に,毎年のように商標法の改正がなされた。
また,審査基準も,次々と改定された。最高裁判所の判決によって,解決さ
れた問題もあった。
そこで,注釈書としては最も詳細なものであった旧版は,その一部では,使
用に堪えないものとなった。そこで,これらの問題の解説に,当代一流の多
くの専門家の御協力を願った。その結果旧版上下巻にはない改訂と,旧版上
下巻でほとんど改訂を要しないが,ここ10年間の補訂を行ったゆえに,増
頁になったものの,旧版を引用するなどして,極力上・下2巻にとどめた。
次はどうしても3巻になるかもしれない。
そこで,注釈書としては最も詳細であった旧版の内容を引用することによっ
て,これを補い,なおこの10年の間にお亡くなりになった方の代わりの方
を選ぶなどの作業のために,このたび三山峻司氏に編者に加わっていただい
た。その編集的努力と共に,注解書の参考文献や事項索引など全般に亘る調
整にあたっていただいた。これだけでも,本書の価値は極めて大きくなった。
これらは同氏の個人的な労力と高い能力の提供による。
いち早く原稿を提出下さった執筆者には,校正中に数次の審査基準の改定に
ともなう訂正などの御迷惑をおかけし,かつ,当該分野では専門家中の専門
家であるので,執筆過程で出てきた修正を加えたい要求にも,時間的な関係
で,かつ,全体との調整のため必ずしも応えられなかったところがあった。
残念ながら将来の問題とした。次回に,改訂の機会があれば,今回は御海容
願い,次の改訂に是非とも御参加賜りたい。この場をお借りしてお詫び申し
上げる。
最後に,本書の作成に携わっていただいた青林書院編集関係者の方々に,
厚く御礼申し上げる。

  平成28年8月
小野 昌延


編集者
小野 昌延:弁護士・法学博士
三山 峻司:弁護士・弁理士・京都産業大学大学院法務研究科教授

執筆者
小野 昌延:上掲
福井 陽一:弁理士
茶園 成樹:大阪大学大学院高等司法研究科教授
宮脇 正晴:立命館大学法学部教授
末吉  亙:弁護士
井関 涼子:同志社大学法学部教授
小松陽一郎:弁護士・弁理士
工藤 莞司:弁理士・首都大学東京法科大学院講師
樋口 豊治:弁理士
齋藤  恵:弁理士
竹内 耕三:大阪大学大学院高等司法研究科客員教授・弁理士
後藤 晴男:弁護士・弁理士
平山 啓子:弁理士
松尾 和子:弁護士・弁理士
三山 峻司:上 掲
泉  克幸:京都女子大学法学部教授
伊原 友己:弁護士・弁理士
藤本  昇:弁理士
山田威一郎:弁護士・弁理士
盛岡 一夫:東洋大学名誉教授
田倉  整:弁護士
眦帖―ぜ:弁理士
藤田 晶子:日本大学法学部大学院知的財産研究科准教授・弁護士
押本 泰彦:弁理士
三山 裕三:弁護士
松村 信夫:大阪市立大学大学院特任教授・弁護士・弁理士
南川 博茂:弁護士
平野 惠稔:弁護士
重冨 貴光:弁護士・弁理士
溝上 哲也:弁護士・弁理士
小池  豊:弁護士
町田 健一:弁護士
鈴木 將文:名古屋大学大学院法学研究科教授
齊藤  整:弁理士
大西 育子:弁理士・博士(経営法)
三上 真毅:弁理士
村林 楼譟Ц喫杆郢
井上 裕史:弁護士・弁理士
古関  宏:弁理士
木棚 照一:名古屋学院大学法学部教授・早稲田大学名誉教授・弁護士
並川 鉄也:大阪大学知的財産センター客員教授・弁理士
松井 宏記:弁理士
川瀬 幹夫:弁理士
田倉  保:弁護士・弁理士
塩月 秀平:弁護士
岩坪  哲:弁護士・弁理士
小泉 直樹:慶應義塾大学大学院法務研究科教授
杉本ゆみ子:弁理士
高橋 康夫:弁理士
足立  泉:弁理士
中川 博司:弁理士
竹原  懋:弁理士
中村  仁:弁理士
川本真由美:弁理士
下坂スミ子:弁理士
愛知 靖之:京都大学大学院法学研究科教授
小橋 常和:東京高等検察庁検事
山名 論平:広島地方検察庁検事
      (上・下巻すべての執筆順)


  

■書籍内容
第4章 商 標 権
 第2節 権利侵害
  第36条(差止請求権)
  第37条(侵害とみなす行為
  第38条(損害の額の推定等)
  第38条の2(主張の制限)
  第39条(特許法の準用)
 第3節 登 録 料
  第40条(登録料)
  第41条(登録料の納付期限)
  第41条の2(登録料の分割納付)
  第41条の3(後期分割登録料等の追納による商標権の回復)
  第41条の4(後期分割登録料等の追納により回復した商標権の効力の
        制限)
  第41条の5(利害関係人による登録料の納付)
  第42条(既納の登録料の返還)
  第43条(割増登録料)

第4章の2 登録異議の申立て
  第43条の2(登録異議の申立て)
  第43条の3(決 定)
  第43条の4(申立ての方式等)
  第43条の5(審判官の指定等)
  第43条の5の2(審判書記官)
  第43条の6(審理の方式等)
  第43条の7(参 加)
  第43条の8(証拠調べ及び証拠保全)
  第43条の9(職権による審理)
  第43条の10(申立ての併合又は分離)
  第43条の11(申立ての取下げ)
  第43条の12(取消理由の通知)
  第43条の13(決定の方式)
  第43条の14(決定の確定範囲)
  第43条の15(審判の規定の準用)
第5章 審   判
  第44条(拒絶査定に対する審判)
  第45条(補正の却下の決定に対する審判)
  第46条(商標登録の無効の審判)
  第46条の2〔同 前〕
  第47条〔同 前〕
  第48条 削除
  第49条 削除
  第50条(商標登録の取消しの審判)
  第51条〔同 前〕
  第52条〔同 前〕
  第52条の2〔同 前〕
  第53条〔同 前〕
  第53条の2〔代理人等による不正登録の取消の審判〕
  第53条の3〔代理人等による不正登録の取消審判の除斥期間〕
  第54条〔商標登録の取消しの審判〕
  第55条〔同 前〕
  第55条の2(拒絶査定に対する審判における特則)
  第55条の3(審決の確定範囲)
  第56条(特許法の準用)
  第56条の2(意匠法の準用)
第6章 再審及び訴訟
  第57条(再審の請求)
  第58条〔再審の請求――詐害審決に対する再審〕
  第59条(再審により回復した商標権の効力の制限)
  第60条〔再審により回復した商標権の効力の制限――「中用権」〕
  第60条の2(審判の規定の準用)
  第61条(特許法の準用)
  第62条(意匠法の準用)
  第63条(審決等に対する訴え)
  第63条の2(不服申立てと訴訟との関係)
第7章 防護標章
  第64条(防護標章登録の要件)
  第65条(出願の変更)
  前注――第65条の2ないし10〔防護標章登録に基づく権利の存続期
      間の更新制度〕
  第65条の2(防護標章登録に基づく権利の存続期間)
  第65条の3(防護標章登録に基づく権利の存続期間の更新登録)
  第65条の4〔同 前〕
  第65条の5〔同 前〕
  第65条の6(防護標章登録に基づく権利の存続期間の更新の登録)
  第65条の7(登録料)
  第65条の8(登録料の納付期限)
  第65条の9(利害関係人による登録料の納付)
  第65条の10(過誤納の登録料の返還)
  第66条(防護標章登録に基づく権利の附随性)
  第67条(侵害とみなす行為)
  第68条(商標に関する規定の準用)
第7章の2 マドリッド協定の議定書に基づく特例
  第7章の2前注
 第1節 国際登録出願
  第68条の2(国際登録出願)
  第68条の3〔同 前〕
  第68条の4(事後指定)
  第68条の5(国際登録の存続期間の更新の申請) 
  第68条の6(国際登録の名義人の変更の記録の請求)
  第68条の7(商標登録出願に関する規定の準用)
  第68条の8(経済産業省令への委任)
 第2節 国際商標登録出願に係る特例
  第68条の9(領域指定による商標登録出願)
  第68条の10(国際商標登録出願の出願時の特例)
  第68条の11(出願時の特例)
  第68条の12(出願の分割の特例)
  第68条の13(出願の変更の特例)
  第68条の14(出願公開に係る商標公報の掲載事項の特例)
  第68条の15(パリ条約等による優先権主張の手続の特例)
  第68条の16(商標登録出願により生じた権利の特例)
  第68条の17(国際登録の名義人の変更に伴う国際商標登録出願の取
        扱い)
  第68条の18(補正後の商標についての新出願の特例)
  第68条の19(商標権の設定の登録の特例)
  第68条の20(国際登録の消滅による効果)
  第68条の21(国際登録に基づく商標権の存続期間)
  第68条の22(存続期間の更新登録の特例)
  第68条の23(商標権の分割の特例)
  第68条の24(団体商標に係る商標権の移転の特例)
  第68条の25(商標権の放棄の特例)
  第68条の26(商標権の登録の効果の特例)
  第68条の27(商標原簿への登録の特例)
  第68条の28(手続の補正の特例)
  第68条の29(指定商品又は指定役務が二以上の商標権についての特
        則の特例)
  第68条の30(国際登録に基づく商標権の個別手数料)
  第68条の31(経済産業省令への委任)
 第3節 商標登録出願等の特例
  第68条の32(国際登録の取消し後の商標登録出願の特例)
  第68条の33(議定書の廃棄後の商標登録出願の特例)
  第68条の34(拒絶理由の特例)
  第68条の35(商標権の設定の登録の特例)
  第68条の36(存続期間の特例)
  第68条の37(登録異議の申立ての特例)
  第68条の38(商標登録の無効の審判の特例)
  第68条の39〔商標登録の無効の審判の特例〕
第8章 雑   則
  第68条の40(手続の補正)
  第69条(指定商品又は指定役務が二以上の商標権についての特則)
  第70条(登録商標に類似する商標等についての特則)
  第71条(商標原簿への登録)
  第71条の2(商標登録証等の交付)
  第72条(証明等の請求)
  第73条(商標登録表示)
  第74条(虚偽表示の禁止)
  第75条(商標公報)
  第76条(手数料)
  第77条(特許法の準用)
  第77条の2(経過措置)
第9章 罰    則
  第78条(侵害の罪)
  第78条の2〔同 前〕
  第79条(詐欺の行為の罪)
  第80条(虚偽表示の罪)
  第81条(偽証等の罪)
  第81条の2(秘密保持命令違反の罪)
  第82条(両罰規定)
  第83条(過 料)
  第84条〔同 前〕
  第85条〔同 前〕

  事項索引
  判例索引

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