青林書院



情報・コンテンツの公正利用の実務


情報・コンテンツの公正利用の実務
 
編・著者上村哲史・齋藤浩貴 編著
判 型A5判
ページ数384頁
税込価格4,536円(本体価格:4,200円)
発行年月2016年09月
ISBN978-4-417-01698-4
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■解説
○他人の情報・コンテンツを利用する場合(複製,試験・検定,出所,キャラ
 クター,コンペ,企画書,フリー素材,3Dプリント,写り込み,写し込み,
 パロディ,フェアユース,引用,転載,テレビ番組,社内研修,商品画像,検
 索エンジン,まとめサイト,リンク,プロバイダ責任,オンラインゲーム,動
 画投稿サイト,キュレーション,ストレージサービス,メタタグ・・・),何に
 留意すればいいのか―?
○基本的な法的知識と実務上問題となる具体例を網羅的に解説!


はしがき
情報・コンテンツを利用する場合において,権利者の許諾を得る必要があるの
か(許諾を得なければ権利侵害となるのか)というのは,情報・コンテンツを
取り扱うすべての事業者にとって常に悩ましい問題です。
そのため,当職らの下にも,日々,情報・コンテンツを取り扱う事業者から様
々な疑問や相談が寄せられています。
そこで,これらの疑問や相談に応えるべく,権利者の許諾を得る必要のない情
報・コンテンツの利用(以下「公正利用」といいます)とはどのようなものか
,公正利用といえるためにはどのような要件が必要なのか,などの考え方を整
理することといたしました。
本書は,様々な読者を想定し,仝正利用といえるかを判断するのに必要とな
る基本的な法的知識を解説する「基礎編」と,公正利用といえるかが実務上
問題となり得る具体的なケースについてQ&A形式で解説する「実務編」との大
きく2つのパートに分けて構成されています。
そして,本書がこの一冊に当たれば公正利用の大抵のことがわかる本となるこ
と(公正利用の「バイブル」となること)を目指し,本書Q&Aでは,情報・コ
ンテンツの公正利用に関する様々な問題をできる限り網羅的に取り上げていま
す。解説にあたっては,高度化するネットワーク社会において,権利者の権利
を適切に保護するとともに,公正な利用を適切に行うことによって文化の発展
を図るという,権利者・利用者双方の利益の調整に由来する法システムと実務
の状況を明らかにするよう努めました。
もっとも,すべての問題を完全にカバーすることは不可能であり,また,時代
とともに,公正な利用の範囲に関する考え方や裁判例も変遷し,新しい論点が
発生する可能性もありますので,もし版を重ねる機会がありましたら,かかる
時代の変遷もふまえ,より一層のQ&Aの拡充を図っていきたいと思っています。
当職らといたしましては,本書が情報・コンテンツを取り扱う事業者の悩みを
解決し,事業者において情報・コンテンツを安心して利用する一助となれば幸
甚です。
最後に,本書の刊行に向けて,ご尽力いただきました青林書院編集部の長島晴
美氏に,心からお礼を申し上げる次第です。

  平成28年8月

執筆者代表  齋藤 浩貴
上村 哲史


編著者
齋藤 浩貴:弁護士 森・濱田松本法律事務所 パートナー
上村 哲史:弁護士 森・濱田松本法律事務所 パートナー

執筆者
池村  聡:弁護士 森・濱田松本法律事務所 
佐々木 奏:弁護士 森・濱田松本法律事務所 アソシエイト
田中 浩之:弁護士 森・濱田松本法律事務所 アソシエイト
桑原 秀明:弁護士 森・濱田松本法律事務所 アソシエイト
嶋村 直登:弁護士 森・濱田松本法律事務所 アソシエイト
呂   佳叡:弁護士 森・濱田松本法律事務所 アソシエイト

■書籍内容
目 次

第1章 基礎編
第1節 公正利用一般
Q1他人の情報やコンテンツを利用する場合に注意すべき権利
 他人の情報・コンテンツを自己のウェブサイトで利用する場合に注意すべき権
利にはどのようなものがありますか。
Q2著作権法上の権利
 著作権法上の権利には,どのような権利がありますか。
Q3他人の商標の使用が権利侵害となる場合
 当社のコンテンツの中で他人の商標と同一又は類似の商標を使用する場合には,
 どのような権利に注意すればよいでしょうか。
Q4他人の肖像や氏名の利用
 当社のウェブサイト等で他人の肖像や氏名を利用する場合には,どのような権
 利に注意する必要がありますか。
Q5他人の著作物を公正利用できる場合
 他人の著作物を権利者から許諾を得ないで利用できるのはどのような場合ですか。
第2節 著作物性
Q6著作物とは何か
 どのような情報が著作物に当たりますか。
Q7応用美術とは何か
 応用美術とは何ですか。応用美術には著作権の保護が及びますか。
Q8アイディアと表現
 アイディアであれば無断で利用してもよいのでしょうか。表現とアイディアは
 どのように区別されますか。
第3節 保護期間
Q9著作権の存続期間
 著作権はいつまで保護されるのでしょうか。パブリックドメインとは何ですか。
第4節 利用行為
Q10著作物の利用と使用
 著作物の利用行為とはどのような行為ですか。使用とは違うのですか。
第5節 著作物の類否
Q11複製権・翻案権の侵害
 複製権・翻案権の侵害となる
Q12私的使用目的の複製
 私的使用目的の複製として許されるのはどのような場合ですか。
Q13引用が許される場合
 引用が許されるのはどのような場合ですか。
Q14転載が許される場合
 転載とは何ですか。転載が許されるのはどのような場合ですか。
Q15出所の明示方法
 他人の著作物を引用する際の出所の明示方法を教えてください。
Q16パロディ
 パロディとは何ですか。パロディであれば他人の著作物を利用してもよいので
 しょうか。
Q17フェアユース
 フェアユースとは何ですか。日本では認められていますか。
第7節 著作物性のない情報と不法行為
Q18著作物性のない情報と不法行為の成否
 著作物性が否定され,著作権の対象とはならない情報を利用することが違法と
 なる場合はありますか。
第8節 リンク
Q19リンクを張る行為における注意点
 他人のウェブサイトにリンクを張る場合の注意点を教えてください。
第9節 裁定制度
Q20著作物の利用に関する裁定制度
 許諾を受けて著作物を利用したいのですが,著作権者不明の場合はどうすれば
 よいでしょうか。著作物の利用に関する裁定制度について教えてください。
第10節 オープン・ライセンス
Q21クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス)とは何ですか。

第2章 実務編
第1節 社内における情報・コンテンツの利用
Q1社内検討用資料における著作物の利用
1 ライバル企業の/珪ι僻売のプレスリリース,▲ΕД屮汽ぅ箸両ι
 紹介ページ,新聞サイトの商品紹介記事を,当社内での検討会議のため
 にプリントアウトして配布することには問題はあるでしょうか。
2 ライバル企業が米国企業である場合に,社内で翻訳したものを添付する
 ことはどうでしょうか。
Q2自社に関するニュース記事のデータ化
 当社のことを取り上げたニュース記事をPDF化して当社のサーバで管理・
 保管したいと思います。何か問題があるでしょうか。
Q3入社試験への評論の登載
 当社の入社試験問題に,経済誌に掲載された評論を登載したいと思います
 。何か問題があるでしょうか。
第2節 企画・検討過程・試験段階における利用
Q4プレゼン,応募資料における著作物の利用
1 当社は広告代理店ですが,イベント企画を顧客にプレゼンするため,イ
  ベントに使用することを提案するキャラクターと楽曲(歌付き)が収録
  されているプレゼン資料を作り,プレゼン会議で映写説明するとともに,
  資料としてコピー(楽曲含む)を配布する予定です。何か問題があるで
  しょうか。
2 当社は,ロゴデザインのコンペに応募しようとしていますが,ロゴデザ
  インの使用例として,個人のサイトからダウンロードした空港や街角の
  写真に当社作成のロゴデザインをはめ込んだ資料を応募資料に利用する
  予定です。応募資料は,コンペの審査のみに使用され,一般には公開さ
  れないことになっていますが何か問題があるでしょうか。
Q5企画書における著作物の利用
 取引先に対して企画書を提出することになっていますが,企画イメージの
 補強のため,一般的な食品を撮影した写真を,個人のサイトからダウンロ
 ードして使用しようと思っています。何か問題があるでしょうか。
Q6フリー素材の利用
 取引先にプレゼンする企画書をパワーポイントで作成するのですが,企画
 書内で使用したい画像を掲載しているサイトに,「すべてフリー素材です
 ! ご自由にお使いください」と記載されている場合は,そのまま企画書
 に使用しても,著作権法上の問題は生じないでしょうか。
Q7発注書における著作物の利用
 当社は,オンラインゲームの開発をしていますが,当該開発中のゲームに
 使用する画像を外注する予定です。その際,イラストのイメージを外注先
 に伝えるため,文章による説明のほか,CDのジャケット写真,ファッショ
 ン誌に掲載されている写真やイラスト,及びインターネット上で掲載され
 ている画像等,服装,ポーズ,背景や作風などの参考になる写真,イラス
 ト及び画像等を発注書に複製したいと考えています。何か問題があるでし
 ょうか。
Q8著作権侵害の判定の準備のための利用
 当社は,お客様からいただいた3Dデータを基に3Dプリンタで立体物を製作
 して提供するサービスを行おうとしています。著作権を侵害しないように
 するため,著作権により保護されている著作物を集めたデータから特徴量
 を抽出し,これと持込み3Dデータを照合する技術を開発しようとしていま
 す。持込み3Dデータが特徴量にヒットし,著作権侵害の可能性があると判
 定された場合には,著作権者からの許諾を取得済みであることをお客様か
 ら証明いただかない限り,製作は行わない運用にする予定です。この特徴
 量の抽出のために著作物を複製することは,著作権法上問題があるのでし
 ょうか。
第3節 写り込み,写し込み
Q9屋外にある著作物の利用行為
1 当社ホームページに本社ビルの写真をアップロードしたいと思いますが
  ,本社の目の前の公園に,有名な彫刻家の彫刻があり,これがどうして
  も写り込んでしまいます。問題はないでしょうか。当該写真を当社案内
  パンフレット(無料)の表紙に使うことはどうでしょうか。
2 当社(テレビ局)が渋谷で女子高生に対する最近のファッション事情に
  関する街頭インタビューを収録し放送する際,屋外で流れている音楽
 (JASRAC等の当社が包括契約を締結している著作権等管理事業者の
  管理楽曲以外の楽曲)が入り込んでしまっても問題ないでしょうか。
Q10著作物の複製への該当性
  当社の販売する照明器具の宣伝広告用カタログにおいて,和室で撮影し
た写真を掲載する予定です。その写真には,掛け軸として装丁された
  書が小さく写っていますが,当該写真を利用することは問題ないでしょ
うか。なお,写真からは,何の文字が書いてあるかは読み取れますが,
  細部についてはわからないようになっています。
Q11キャラクターTシャツの写り込み・写し込み
1 当社が発行する雑誌の表紙に子供タレントの写真を使う予定です。子供
  タレントに着せる衣装としてスタイリストが用意したTシャツには,有
  名キャラクターがプリントされており,撮影した写真には,当該キャラ
  クターが,それほど大きくないのですがはっきりとわかる形で写り込ん
  でいました。問題ないでしょうか。
2 当社の発行する育児雑誌に,読者から投稿された,遊園地で母親と子供
  が遊んでいるところを父親が撮影した写真を使用したいのですが,写真
  に写っている子供が着ているTシャツには,有名キャラクターがそれほ
  ど大きくないのですがはっきりとわかる形で写り込んでいました。問題
  ないでしょうか。
第4節 引  用
Q12パロディ・フェアユース
 当社は,レコード会社です。当社では,過去のヒットソングの歌詞を
 変更した替え歌を収録したCDを販売しようとしています。元歌の楽曲自
 体を利用することについては必要な権利処理はするつもりです。替え歌は
 ,パロディやフェアユースに当たるため,元歌の作詞家・作曲家から歌詞
 を変更することについて許諾を得ることは不要と考えてもよいでしょうか。
Q13引用の限界─鑑定証書に絵画のコピーを添付することや,漫画におい
  て主人公がプレイするゲームに登場するキャラクターを描くことは適法
  か
1 美術鑑定会社である当社が,ある画家の作品である絵画が真作であると
  の鑑定証書を作製するにあたり,当該鑑定証書の裏面に,当該絵画を縮
  小してカラーコピーしたものを貼り合わせることはできますか。
2 当社は,出版社です。当社が出版する漫画において,主人公がゲームを
  プレイするシーンがあり,コマの中のゲームのプレイ画面として,他社
  が著作権を有するゲームに登場するキャラクターが描かれ,実際のゲー
  ムのキャラクターのセリフも描かれています。このような場合,ゲーム
  のキャラクターに関する著作物についての権利者からの許諾は不要と考
  えてもよいでしょうか。
Q14翻訳引用,要約引用
1 当社の出版物(日本語)に英文の文献の記載を引用したいのですが,英
  文ではなくその和訳のみを引用しても問題ないでしょうか。
2 当社の出版物(2頁程度)に他人の著作物を引用したいのですが,当該
  著作物は合計2頁以上にわたるため,半頁に要約して引用したいと思っ
  ています。原文の表現をそのまま用いているところが多いですが,不要
  な部分を適宜カットするイメージです。他人の著作物の原文そのままを
  引用するのではなく,要約して引用することは許されるでしょうか。
第5節 上映,上演,公の伝達等
Q15社屋の外壁へのテレビ番組の映写
 当社は放送局です。会社の社屋の外壁に,通行する公衆へのアピールにな
 るよう,当社番組を大画面で映写したいと思いますが,問題がありますか。
Q16スポーツ施設における音楽の利用
 地方公共団体が運営するスポーツセンターでダンス教室を開催するのです
 が,その際に音楽を流すことに問題はありませんか。
Q17社内研修のためのDVDの上映
 社内研修のためにDVDの鑑賞会をすることに問題はありますか。
Q18スポーツバーにおけるスポーツ番組の上映
  私はスポーツバーを営んでいます。店内にテレビを設置してスポーツ番
  組を流してもよいでしょうか。
第6節 ウェブサイトにおける広告
Q19他者サイトの画像の利用行為
  当社は,様々な商品(家具,おもちゃ,衣服等)の通販サイトを開設・
  運営しています。当社がサイトで販売している商品の画像として,メー
  カーのウェブサイトに掲載されている商品画像を利用してもよいでしょ
  うか。
Q20他者商品を撮影した画像の利用行為
  当社のホームページのデザインの素材として,他社が販売している商品
 (家具,おもちゃ,衣服等)を当社で撮影した画像を利用したいと思いま
  すが,何か問題があるでしょうか。
Q21オークションサイトでの美術品画像の利用行為
  当社は,オークションサイトを営んでいます。オークションの対象とな
  る美術品の画像を当社のオークションサイト上に掲載することはできま
  すか。
Q22検索連動型広告の入札キーワードでの他社商標の使用
  検索連動型広告において,検索エンジンの検索キーワードとして競合他
  社の商標を購入し,当該検索キーワードの検索結果ページ上の広告スペ
  ースに当社の広告を表示させることは,何か問題がありますか。
Q23メタタグにおける他社商標の使用
1 当社のウェブサイトのディスクリプションメタタグ(記述メタタグ)に
  競合他社の商標を記述し,検索エンジンの検索結果ページに当社のウェ
  ブサイトを表示させることは,商標権侵害又は不正競争防止法違反にな
  りますか。
2 また,当社ウェブサイトのキーワードメタタグに競合他社の商標を記述
  する場合はどうでしょうか。
第7節 他人の肖像等の利用
Q24一般人の肖像の映り込み
 当社は,公園内で,インターネットで配信する動画コンテンツの撮影を行
 うことを予定しています。このような撮影の際には,その場所をたまたま
 通行していた一般人の肖像が背景に小さく映り込んでしまう場合もありま
 す。何か問題がありますか。また,問題がある場合にはどのような措置を
 講ずるのがよいでしょうか。
Q25芸能人の肖像の利用
 当社は,当社が配信する女性向けの電子雑誌(本件雑誌)の中で,「この
 春・ファッションリーダーになろう! 編集者が選ぶ人気女優コーディネ
 ート・ベスト5と『着回しコーデ術』」と題する記事(本件記事)を掲載
 する予定です。
 本件記事は,約300頁の本件雑誌の中で4頁にわたって掲載されたもの
 であり,本件雑誌の編集者3名が若い女性に人気の女優たちのコーディネ
 ートをランキング形式で紹介しつつ,春物の服のコーディネートのポイン
 トを解説することを内容としています。本件記事には,複数の女優を被写
 体とする10枚のカラー写真(本件写真)が使用されており,その大きさ
 は,小さいもので縦2cm,横3cm,大きいもので縦8cm,横10cm程度です。
 また,本件記事は,人気女優の肖像よりもむしろファッションに主眼をお
 いているため,編集者3名による選考の理由やコーディネートのポイント
 に関する記述やそれぞれのコーディネートを組み合わせた2週間分の「着
 回しコーデ」の方法を紹介する記述や図解などが本件記事の全体の分量の
 うちの8割くらいを占めています。
 女優たちに無断で本件写真を掲載すると,女優たちのパブリシティ権侵害
 になるのでしょうか。
第8節 キュレーションビジネス
Q26ウェブサイト上の会社情報,財務情報及び図表の利用
1 当社は民間のシンクタンクです。報告書を作成するにあたって,他者の
  ウェブサイトに掲載されている会社情報(名称,所在地及び電話番号等
  )や財務情報を利用する場合のルールを教えてください。
2 会社情報や財務情報などがまとめられている図表が,他者のウェブサイ
  トに掲載されていますが,こうした図表を利用する場合はどうでしょう
  か。
Q27店舗情報の転載
 当社は,自社のウェブサイトで,グルメ情報を発信しているのですが,そ
 のウェブサイト上に,立地,外観,店名,内装,入店方法等により秘密性
 を演出している地域の小規模な飲食店Aについて,その店舗情報(名称,
 所在地及び電話番号等)を掲載して紹介していました。
 飲食店Aは,自身のウェブサイトで自己の店舗情報を掲載していたので,
 当社が,飲食店Aの店舗情報を利用するにあたって,その飲食店Aから事
 前の了解を得ていなかったのですが,このたび,突然,当該飲食店Aが,
 当社のウェブサイトから,飲食店Aに関する情報を削除するように求めて
 きました。当社は,その店舗情報の削除に応じなければいけないのでしょ
 うか。
Q28ニュースのまとめサイトの留意点
1 他社のニュースサイトの記事を,手作業でまとめたサイトを開設したい
  と思います。その場合の著作権法上の問題点を教えてください。
2 他社のニュースサイトの記事を,プログラムにより自動的に収集して表
  示するサイトを開設する場合はどうでしょうか。
Q29ニュースのまとめサイトの留意点
 他社のニュースサイトに,ある犯罪事件について容疑者の実名・顔写真を
 報道している記事が掲載されています。当社が運営するまとめサイトに,
 その容疑者の実名・顔写真を掲載することの問題点を教えてください。
第9節 クラウドビジネス
Q30オンラインストレージサービス
  スマートフォンやタブレット端末でユーザが保有している情報を,イン
  ターネット経由で当社の国内のサーバで預かるストレージサービスを開
  始したいと思います。その場合の留意点を教えてください。
Q31評判分析サービス
  インターネット上の情報をクラウド上のサーバに収集・分類し,自社商
  品等の評判を知りたい会社に対して,評判を知りたい商品等の名称を入
  力すれば,その商品等の評判に関するデータが提供されるサービスを提
  供したいと思いますが,可能でしょうか。
Q32類似画像の検索サービス
  インターネット上の画像を事前にクラウド上のサーバに収集・分類して
  おき,チェック対象の画像を入力すると,既にサーバに収集・分類され
  た画像と比較し,類似画像が表示されるサービスを提供したいと思いま
  すが,可能でしょうか。
Q33テレビ放送された番組・CMの情報の提供
1 当社のクラウドサーバ上で全チャンネルのテレビ放送を録画し,法人顧
  客が,危機管理や報道対応のために,後で検索して自由に視聴できるよ
  うにするサービスを提供することは可能でしょうか。
2 当社が,テレビ放送から,メタデータ(番組やCMの内容,出演者,B
  GMの曲名,紹介されたお店,商品,広告主の名称等の情報)を抽出し
  ,データベース化したものをオンラインで法人顧客に提供するとともに
  ,テレビ放送の全チャンネルを録画することができるレコーダを販売又
  はリースすることで,当該法人顧客が,危機管理や報道対応のために,
  当該機器を用いてテレビ番組を録画したうえで,メタデータを検索して
  ,対応する録画済のテレビ番組・CMを自由に視聴できるようにするサ
  ービスを提供することは可能でしょうか。
第10節 私的使用目的利用の支援サービス
Q34書籍の自炊代行サービス
  個人のお客様が所蔵している書籍を,当社に送付していただき,裁断の
  うえスキャンして,スキャンした電子データをお客様に提供する,いわ
  ゆる自炊代行サービスのビジネスをすることは可能でしょうか。
Q35テレビの遠隔視聴支援サービス
  当社のサーバで録画したテレビ番組を,利用者のスマートフォンやタブ
  レット等様々なインターネット端末で視聴可能にするサービスを提供し
  たいと思いますが,そのようなビジネスをすることは可能でしょうか。
  テレビの受信・録画・インターネット送信を行うサーバについては,利
  用者ごとに1台ずつ用意し,利用者の所有ということにして,当社にて
  サーバを預かるという仕組みにした場合はどうでしょうか。
第11節 動画投稿サイト
Q36動画投稿サイトの運営者の責任
  当社は,ユーザから動画を投稿してもらう動画投稿サイトを開設しよう
  と考えています。ユーザの投稿動画が著作権を侵害するものであった場
  合には,当社も著作権法上の責任を問われることを懸念しています。当
  社が責任を問われるリスクを低減させるためにはどのような対応をとれ
  ばよいでしょうか。
第12節 リンク
Q37サイトや動画へのリンク
1 当社のメールマガジンで,当社のビジネスに関連する他社のウェブサイ
  トのコンテンツを,当該サイトにリンクを張る形で紹介したいと考えて
  います。他社のウェブサイトにリンクを張る場合の留意点を教えてくだ
  さい。
2 当社のウェブサイトにおいて,動画投稿サイトに投稿されている動画に
  リンクを張って配信したいと考えています。その場合の留意点を教えて
  ください。
第13節 著作物性のない情報と不法行為
Q38ニュース記事の見出しのデッドコピー
  当社では,ウェブサイトに掲載されたニュース記事の見出しと同じ語句の
 リンク見出しをメールマガジンに掲載して,当該メールマガジンのリンク
 見出しをクリックすることによりニュース記事を閲覧できるサービスを展
 開することを検討しています。このようなサービスを展開する場合には,
 法律上どのような問題があるでしょうか。
第14節 契約の成立と効力
Q39契約の成否
  会員制ウェブサイトの利用規約に,ウェブサイトの内容は秘密であるた
  め,転載禁止と記載されている場合に会員は従わなければならないでし
  ょうか。
第15節 類否判断
Q40オンラインゲーム制作における著作権侵害回避
  競合他社のヒットしているオンラインゲームに対応して,当社も同ジャ
  ンルのオンラインゲームを制作したいと思います。具体的にどのような
  点に注意すればよいでしょうか。

  事項索引/判例索引

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