■解説

社会の急激な変化を反映し家族法の分野にも多くの新しい問題が提起されてきた。これらの問題をできるだけ取り上げ、基礎的理論から検討し重要な論点、実務上の問題点の解決法を体系的に提供する。家裁判事を中心に３７名が執筆。親族法３０例，相続法２９例の事例より平易に解説する。［法律知識ライブラリー４］

■書籍内容

主要目次

第１章　親族法【Ｑ−３０問】
　１婚約の不当破棄
　２婚姻の届出
　３婚姻の取消
　４婚姻費用分担
　５協議離婚
　６調停離婚・審判離婚
　７裁判離婚
　８離婚訴訟の訴訟物
　９有責配偶者の離婚請求
１０離婚訴訟の和解
１１財産分与
１２内縁解消
１３嫡出否認と親子関係不存在確認
１４認知の取消
１５虚偽の嫡出子出生届と認知・養子縁組の効力
１６戸籍訂正
１７養子が養親より年長となる養子縁組の効力
１８養子縁組の離縁原因
１９特別養子縁組
２０離婚・離縁訴訟の管轄
２１単独親権者の死亡と親権
２２親権者と子の利益相反行為
２３養育費
２４面接交渉権
２５子の引渡し
２６高齢者の財産管理
２７老親に対する子の扶養義務と分担
２８氏名の変更
２９国際結婚と離婚
３０国際養子縁組と離縁

第２章　相続法【Ｑ−２９問】
　１代襲相続人
　２相続資格の重複
　３相続放棄
　４特別受益
　５寄与分
　６寄与分と具体的相続分の算定
　７特別受益・遺留分と寄与分の関係
　８金銭債権と現金
　９賃借権
１０生命侵害による損害賠償請求権
１１生命保険金、死亡退職金、遺族給付
１２財産分与請求権
１３遺産の代償財産、遺産から生じた収益
１４祭祀財産、葬式費用、遺骸・遺骨
１５無権代理と相続
１６相続回復請求権
１７遺産の範囲
１８遺産分割
１９遺産分割協議の解除
２０遺言の無効
２１無効な遺言の死因贈与への転換
２２遺言の解釈
２３共同相続人間の遺留分滅殺請求
２４遺留分の算定と遺留分滅殺請求
２５遺留分滅殺請求と価額弁償
２６遺言執行者の地位と権限
２７共同相続と登記
２８相続税
２９外国人遺産の処理

事項索引