■解説

保険契約をめぐる紛争の増大に伴い生起している訴訟類型を取り上げ，何が争点になっているかを詳細に分析する。学者，裁判官，弁護士，保険実務家の協力により，損害保険訴訟を体系化した唯一の書である。保険契約の成立・内容と効果・終了，火災・自動車・傷害・賠償責任等の各種保険。［裁判実務大系２６］

■書籍内容

主要目次

１　総論
１　普通保険約款の拘束力
２　被保険利益

２　保険契約の成立
３　契約の成否
４　告知義務
５　超過保険
６　重複保険

３　保険契約の内容と効果
７　法定免責事由
８　保険料不可分の原則
９　通知義務の不履行
１０　保険事故と証明責任
１１　損害算定手続と填補額の算定
１２　損益相殺と保険代位

４　保険契約の終了
１３　保険料の不払と契約の解除
１４　保険の目的物の譲渡
１５　危険の著増と契約の解除・失効
１６　保険契約の合意解除

５　各種の保険
（１火災保険）
１７　地震免責約款の効力
１８　地震保険
（２自動車保険）
１９　自賠責保険と任意保険との関係
２０　運行供用者
２１　自賠法三条の他人性
２２　自動車の運行
２３　約定免責事由（一）
２４　約定免責事由（二）
２５　車両入替
２６　用途変更
２７　運転者年齢条件特約
２８　自損事故保険
２９　無保険車傷害保険
３０　搭乗者傷害保険と搭乗中の事故
３１　搭乗者傷害保険金と損害賠償
３２　他車運転危険担保特約
（３傷害保険）
３３　疾病と傷害
３４　重大な過失による事故招致
３５　保険金受取人の指定
（４賠償責任保険）
３６　賠償責任保険における被害者の権利
３７　海外旅行傷害保険
３８　会社役員賠償責任保険
３９　医師賠償責任保険
（５その他の保険）
４０　所得補償保険
４１　住宅ローン保証保険
４２　ゴルファー保険