■解説

新 破産法に基づく『破産処理実務の解説書』
《新・裁判実務大系28》 第25回配本最高の執筆陣による，最先端の破産処理実務の詳細解説。企業の破産手続上の諸問題を中心に，最近の大型倒産の手続で生じている未解決の問題など３９項目を選定し編集する。第10巻 破産法(絶版) は旧法準拠。
[編者]
園尾隆司（宇都宮地方裁判所長）
西　謙二（東京地方裁判所部総括判事）
中島　肇（東京高等裁判所判事）
中山孝雄（東京地方裁判所判事）
多比羅誠（弁護士・学習院大学法科大学院教授）

ISBN978-4-417-01422-5

■書籍内容

目　　次

１　破産法の役割の変化と破産法の適用における裁判所の審理の在り方
２　倒産現象
３　事業再生手段としての破産手続の活用
４　破産手続を進める上で、裁判所が配慮すべき事項
５　破産手続開始前の保全処分
６　破産手続の開始要件に関連する諸問題
７　破産手続開始原因の審理
８　破産管財人の第三者的地位
９　破産管財人の執務上の問題（I）
10　破産管財人の執務上の問題（II）――資産の換価
11　破産管財人の執務上の問題（III）
――海外資産に対する管財人の地位、海外子会社・関連会社の処理
12　各種の契約の整理（I）――賃貸借契約(1)
13　各種の契約の整理（II）――賃貸借契約(2)
14　各種の契約の整理（III）――リース契約
15　各種の契約の整理（IV）――輸入荷物の貸渡し（T/R）取引
16　各種の契役の整理（V）――請負、ジョイント・ベンチャー
17　各種の契約の整理（VI）――信託財産
18　特殊な換価手法（I）――破産手続における事業譲渡
19　特殊な換価手法（II）――不良債権のバルクセール
20　特殊な債権者を擁する破産事件（I）――ゴルフ場会社の破産
21　特殊な債権者を擁する破産事件（II）――旅行会社の破産
22　特殊な債権者を擁する破産事件（III）――投資勧誘業者の破産
23　特殊な債権者を擁する破産事件（IV）――先物取引会社の破産
24　特殊な債権者を擁する破産事件（V）
――外国為替証拠金取引会社の破産
25　特殊な債権者を擁する破産事件（VI）――病院の破産
26　特殊な債権者を擁する破産事件（VII）――学校の破産
27　法人の破産をめぐる付随的問題
28　破産債権の処理（I）
29　破産債権の処理（II）−係属中の訴訟
30　配　　当
31　否認権（I）
32　否認権（II）
33　否認権（III）
34　相殺禁止（I）
35　相殺禁止（II）
36　別除権（I）――商事留置権
37　別除権（II）
38　別除権（III）
39　破産手続と税務

事項索引
判例索引