行政法の思考様式(藤田宙靖博士東北大学退職記念)

行政法の思考様式(藤田宙靖博士東北大学退職記念)

  • 編・著者稲葉 馨・亘理 格 編
  • 判型A5
  • ページ数688
  • 税込価格11,000円(本体価格:10,000円)
  • 発行年月2008年03月
  • ISBN978-4-417-01445-4
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■解説

『行政法論文集』

我が国の行政法学の発展に多大な貢献をされた
藤田宙靖博士の東北大学ご退職を記念し、
博士から影響を受けた17名の研究者が、
行政法的思考を駆使して各テーマに鋭く迫る

 ● 藤田宙靖(ふじた ときやす)博士:[現 最高裁判所判事]

ISBN978-4-417-01445-4


〔執筆者〕
神橋 一彦 立教大学法学部教授
斎藤  誠 東京大学大学院法学政治学研究科教授
白石 忠志 東京大学大学院法学政治学研究科教授
仲野 武志 東北大学大学院法学研究科准教授
松戸  浩 広島大学法学部准教授
山本 隆司 東京大学大学院法学政治学研究科教授
米田 雅宏 金沢大学法学部准教授
稲葉  馨 東北大学大学院法学研究科教授
碓井 光明 東京大学大学院法学政治学研究科教授
大貫 裕之 中央大学法科大学院教授
小早川光郎 東京大学大学院法学政治学研究科教授
高野  修 岩手大学人文社会科学部教授
生田 長人 東北大学大学院法学研究科教授
宇賀 克也 東京大学大学院法学政治学研究科教授
大橋 洋一 学習院大学法科大学院教授・九州大学名誉教授
渋谷 雅弘 東北大学大学院法学研究科教授
亘理  格 北海道大学公共政策大学院教授

■書籍内容

『藤田宙靖博士東北大学退職記念 行政法の思考様式』

〔目次〕

●基礎理論

行政法における「義務」の概念・再論――
「強制行為による実効性確保」の要素との関連を中心に――
[神橋一彦]

公法における機能的考察の意義と限界―
―「機関適性」に関する断章――
[斎藤 誠]

独禁法における「市場」をめぐる思考形式
[白石忠志]

行政過程による<統合>の瑕疵
[仲野武志]

法律の法規創造力の概念に就いて・
続――我国学説に於ける受容と変容――
[松戸 浩]

日本における公私協働
[山本隆司]

「民事不介入の原則」に関する一考察
――「警察公共の原則」の規範的意味について――
[米田雅宏]


行政救済法
情報公開審査会における裁量問題審査に関する一考察
[稲葉 馨]

独立行政不服審査機関についての考察
[碓井光明]

取消訴訟の原告適格についての備忘録
[大貫裕之]

課税処分と国家賠償
[小早川光郎]

住民訴訟における違法性について
[高野 修]

●現代的展開

土地利用規制法制における地域レベルの
公共性の位置づけについての考察
[生田長人]

カナダにおける情報アクセス法の見直し
[宇賀克也]

自治体総合計画に関する一考察
[大橋洋一]

相続税・贈与税の累積的課題
[渋谷雅弘]

計画的土地利用原則確立の意味と展望
[亘理 格]

■以上