最新裁判実務大系第12巻 損害賠償訴訟�� ―損害論・交通・学校・職場・家庭―
- 編・著者須藤典明・深見敏正編著
- 判型A5判
- ページ数432頁
- 税込価格6,710円（本体価格：6,100円）
- 発行年月2025年6月
- ISBN978-4-417-01889-6
- 在庫
有り
■解説
実務に精通した裁判官・元裁判官・研究者95 名が集結! !
判例・学説を整理・分析し損害賠償法の到達点を俯瞰しつつ現在の問題点を鋭く究明
現在は名誉毀損・医療・知的財産・交通・国家賠償・学校・職場・家庭などの分野ごとに縦割りになっている不法行為法上の問題点を，改めて損害賠償請求という横串を通して整理し再検討することで，損害賠償請求訴訟の現在の到達点を立体的に俯瞰できるようになり，今後の実務に役立つのではないかとの考えのもとで検討した。
各分野で定評のある現職の裁判官や元裁判官を中心に執筆をお願いし，その実務経験に基づく叡智をお借りした。裁判官にはあまり馴染みがない分野についてはその分野を専門に研究している先生方にも執筆をお願いし，総勢95人の裁判官，元裁判官，研究者に論考を寄せていただいた。
全４巻の本書は，実務で問題となる損害賠償請求訴訟におけるこれまでの到達点が簡潔にわかりやすく説明されているだけではなく，これまで通説・判例とされている議論に対し果敢にチャレンジしてこれからのあるべき損害賠償請求訴訟の姿を提示しようとする論考や，これまでにはない視点からの検討を含む論考も少なくなく，まさに現時点における損害賠償請求訴訟の実務を立体的に俯瞰することができる有益な実務書となっている。
訴訟を担当する裁判官や弁護士だけではなく，損害賠償請求に関係する多くの方々に本書を手に取ってその完成度を確認してもらいたい。
編著者（令和７年３月現在）：
須藤典明（日本大学大学院法務研究科客員教授・弁護士・元東京高等裁判所部総括判事）
深見敏正（弁護士・元東京高等裁判所部総括判事）
執筆者（令和７年３月現在，執筆順）：
鈴木拓児（東京高等裁判所判事）
南部潤一郎（さいたま地方裁判所川越支部判事）
笹本昇（元東京簡易裁判所判事）
吉田彩（名古屋高等裁判所部総括判事）
深見敏正（弁護士・元東京高等裁判所部総括判事）
大島眞一（関西学院大学司法研究科教授・弁護士・元大阪高等裁判所部総括判事）
松本展幸（大阪地方裁判所部総括判事）
齊藤充洋（東京高等裁判所判事）
矢尾渉（公証人・元東京高等裁判所部総括判事）
森冨義明（岡山地方裁判所長）
本田晃（千葉地方裁判所部総括判事）
松山昇平（京都地方裁判所部総括判事）
和久田道雄（水戸地方裁判所土浦支部長判事）
齊藤顕（千葉地方裁判所部総括判事）
森剛（東京高等裁判所判事）
餘多分宏聡（東京地方裁判所部総括判事）
上原卓也（東京高等裁判所判事）
大藪和男（公証人・元神戸地方裁判所尼崎支部判事）
浅見宣義（滋賀県長浜市長・元大阪高等裁判所判事）
日野直子（静岡地方裁判所部総括判事）
田中寛明（東京地方裁判所部総括判事）
石垣智子（東京高等裁判所判事）
佐々木宗啓（東京高等裁判所部総括判事）
坂田千絵（横浜家庭裁判所川崎支部判事）
井上哲男（日本大学大学院法務研究科客員教授・元さいたま家庭裁判所長）
小池あゆみ（東京地方裁判所部総括判事）
菊池絵理（知的財産高等裁判所判事）
齊木敏文（公証人・元東京高等裁判所部総括判事）
■書籍内容
【第�鬼�】―損害論・交通・学校・職場・家庭―
�機‖� 害 論
１ 積極損害
２ 消極損害
３ 物損―車両の価値など
４ 素因減額
５ 過失相殺
６ 損益相殺・他の救済制度との調整
７ 定期金賠償
８ 損害賠償請求権の消滅時効
９ 精神的損害―慰謝料の請求
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10 運行供用者
11 運行供用者責任の免責
12 運行
13 他人
14 被害者による直接請求・保険者の代位
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15 いじめや体罰などに対する損害賠償請求
16 授業や課外活動中の事故などに対する損害賠償請求
17 先生から暴力的生徒やモンスター・ペアレント等に対する損害賠償請求
18 先生から校長や地方自治体などに対する損害賠償請求
19 スポーツの練習中・試合中・観戦中の事故に対する損害賠償請求
�検／Α ‐�
20 パワハラやセクハラなどに対する損害賠償請求
21 生命・身体に対する安全配慮義務違反などに対する損害賠償請求
22 職務行為を引き金とする精神的疾患・自殺などに対する損害賠償請求
23 育児休業差別・非正規労働者差別などに対する損害賠償請求
�后＿函 …�
24 DV（家庭内暴力）などに対する損害賠償請求
25 不倫・不貞などに対する損害賠償請求
26 高齢者や判断能力が衰えた者への詐欺などに対する損害賠償請求
27 高齢者介護の過誤などに対する損害賠償請求
28 認知症高齢者などの監督者に対する損害賠償請求